中学生までに読んでおきたい日本文学
先日、次女が1枚の紙を片手に、興奮気味に言いました。
「ねえ、これすごいよ!欲しい!朝読書用にいくつか買ってくれない?」

手にしていたのは、あすなろ書房のリーフレット。
読書感想文用に買った課題図書に挟まっていたもの、らしいです。

なにやら、名作のシリーズものの紹介が掲載されています。
よくよく見て納得。

こりゃー、、文豪好きの人にはたまらないね^^

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名作短編がぎっしり

あすなろ書房リーフレット
次女が手にしていたリーフレットがこちら。

「中学生までに読んでおきたい日本文学」というシリーズの紹介でした。
名作短編がぎっしりつまったシリーズ!!と書いてあります。

”子供のころ、読んでおけばよかった……”という吹き出しも。
シリーズ累計、17万部も売れているのだそうです。
全然知らなかった^^

そして、さらにさらに。
「ここ!菜穂子さんの言葉が載ってる!」

なるほど。
次女が言う”菜穂子さん”とは、児童文学作家の上橋菜穂子さんのこと。
精霊の守り人、獣の奏者などで有名ですよね。

次女は、上橋菜穂子さんの作品が超・超・超好きで、”菜穂子さん”と、まるで知り合いの様に親しげに呼ぶのです。

敬愛する上橋菜穂子さんが

なんと容赦のない、なんと爽快なラインナップだろう。

とおっしゃってるということは、相当すごい作品が入ってるに違いないと。

俄然、欲しくなってしまったということですね。

中学生までに読んでおきたい日本文学

中学生までに読んでおきたい!

中学生までに読んでおきたい、という副題のついた、日本文学をあつめた全10巻。
それぞれ、悪人の物語、いのちの物語、おかしい話…といった具合に、お話の内容によって分類されているよう。

収録されている話も、明治、大正、昭和の文豪や詩人が書いたものばかり。
芥川龍之介、宮沢健二、室生犀星、夏目漱石、森鴎外、三島由紀夫、谷崎純一郎、中島敦、太宰治…

全部書きあげたらきりがないので、リーフレットをご参照ください、なのですが。

名作の中からよりすぐりの作品がラインアップされています。

編者の松田哲夫さんは、中学生が読むからといって一切の妥協をせず、
今読んで面白いもの、作者のメッセージがグッと伝わってくるものを選んでいるんだそうです。

本来ならば、中学生に読ませるのはちょっと…と思うようなものも含まれているのですね。

子供向け、とか中学生向け、となると、平易に読めるもの、道徳的なものを選ばねばという感じになりがち。

だけど、中学生って難しいものでもしっかりと感じ取る心を持っていると思う。
たとえ、文語体で読みにくさがあったとしても、楽しめる柔らかさを持ち合わせてるとも思う。

こういった、大人の妥協のない視線っていいなと。


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3冊買ってみた

中学生までに読んでおきたい日本文学
そこで、
「一度に全部は無理だから少しずつ揃えよう
 この中で3つ、欲しいの挙げてみて。」

と提案しました。

ちょっと悩んでいましたが、
今回は「1 悪人の物語」「7 こころの話」「8 こわい話」の3つを。

なぜその選択なの?と聞いたら、
「ふふふ。好きな文豪がいるから。読んでみたい作品が入ってるんだよ」

だそうです。


届いた3冊の帯を見ながら、うれしそうにしていました。

特に中島敦の「山月記」、
芥川龍之介の「鼠小僧次郎吉」、
萩原朔太郎の「蛙の死」、
江戸川乱歩の「白昼夢」

このあたりが読みたかったんだって。
 

中学校の朝読書に向いてる本

この、あすなろ書房の日本文学シリーズ、1つ1つの話が短いです。
それでいて骨太の作品群が連なっているので、読み応えばっちり。

でも、難しい字にはしっかりルビがふってあるし、
今使わない文語には注釈がついていたりと、

中学生がとっかかりやすく、読みやすくなる工夫があります。

次女の言うように、朝の10分間の朝読書タイムに読むのにぴったりだなと。

学校によっては、朝読書の本はラノベNG、っていうところもあるようです。
(次女の学校もそう)

ラノベだって素敵な文学なので、NGにすることないじゃん…と思うけど。
学校的に、「もっと血や肉になる本を読んでほしい」ということかな。

そういう目で見ても、こういった日本文学を集めたシリーズはよいですよね。
1回の読書タイムで読み切れるか、1,2回に分けるか、くらいで読める長さの作品ばかりですし。

学校の先生が「何読んでるんだ?」とのぞいても、
「日本文学です(ドヤ)」って出来るでしょ。

実際、届いてすぐに読み出した次女が

「漢字が多めだから、1日で全部読み切るのはたいへんかな。
少しずつ、朝読書に読むことにするよ」

と言ってました。

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語彙を増やすのにも文豪の作品は最適 by林先生

先日、林先生の初耳学で、林先生の話が興味深かったです。

語彙が増えると言われているのは、フィクションよりノンフィクション作品。

実際に使われている語彙の量も、ノンフィクション作品の方が圧倒的に多い。
専門用語もたっぷりあるのも、語彙を増やすのに最適。

・・というのが通説だけども、林先生はフィクションばっかり読んでいたのだそう。

「いろんな方法があって。
 平均で見れば、ノンフィクションの方が確かに語彙力は上がるとは思うんですけれども、

僕が好きだった、例えば中島敦なんて文庫本買ってくると注(注釈)が半分なんですよ。
難しい言葉がいっぱい出てくるので。

漱石の虞美人草なんかでもホントに難解な言葉がいっぱい出てくる。

だから、フィクションであっても
昔の文豪たちの使う言葉というものは、

格調も高いし。」

と。

文豪の作品を読むことで、難しい言葉に知らず知らずのうちに触れることができ、
語彙力アップにもつながるんですね。

もし、文豪ってなんぞや?読んだことないぞ、という場合にも、
一つのきっかけとして、中学生までに読んでおきたい日本文学、おすすめだと思います。

最後に:なぜ?そんなに文豪に興味があるのか

今回は次女が興味を持った日本文学集が、朝読書におすすめ、語彙力アップにも良いのでは?というお話をまとめてみました。

それにしても、なぜ、次女はそんなに文豪に興味があるのか…。

それは、、まあ。。。
ゲームですね。前にもこのブログで書いたんですけど。

勉強に漫画とゲームは悪影響なの?~歴史も国語も身に付く楽勉の話

「文豪とアルケミスト」

このゲームが大好きで、ここに登場してくる文豪たちのことを、もはやキャラクターとして認識しているという具合。
純文学、大衆文学、詩人、俳句、などのジャンルごとに、文豪が分かれていて、

使える武器も違うのだそう。

武器って(^^;)

まあ、きっかけは何でもよいのです。
そのおかげで、文学作品と文豪のことは時代のことやエピソード含めて詳しくなってしまったわけですし。

興味を持った文豪の作品を読んでみよう!という気持ちになったのも良かったじゃないの?
と思ってます。

どこにでも、思いがけない学びの機会は転がってるものですね^^

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