個別塾 集団塾
高校受験がおわり、無事卒業。ここまで来るには、成績のアップダウンに悩んだり、家庭学習の声掛けにも悩みました。
受験生だった娘にとっては、「勉強しろ」の無言のプレッシャーも大変だっただろう(笑)

高校受験に向けて、家庭学習だけでは心配な部分が出てきたので、塾も取りいれました。
個別か?集団か?という点で両方とも実際に通ってみて、どうだったのか?

それぞれのメリットデメリットを率直に感じたことをまとめておこうと思います。
我が家の選択についても、記しています。

塾に通ってみる?という提案から始まる

中学2年の途中までは、進研ゼミでの勉強で問題なく進められていました。

でも、たまたま、風邪で数日休んでしまったことから、その時の授業内容がどうもわからなくなっちゃって、と次女が言いました。
それがきっかけで、得意だった数学の点数が、期末で急降下したという事件がありました。
100点満点で言えば、90点台だったのが40点台に落ちた、くらいの、フリーフォール状態です。

本人曰く、進研ゼミの動画の説明は理解できるけど、問題を解こうとすると「あれ?」ってなると。
学校の先生に聞いても、時間がないのか、よくわからないという。

数学が得点源だったので、このままでは良くない、完全に苦手になってしまう前に手を打たねば。
だけど、私は数学は大の苦手。理系出身の頼みの主人は、仕事で勉強に付き合う時間もなし…。

そこで、ふと、「ねえ、塾、行ってみる?」という提案をしたのでした。

個別で数学のみの受講を開始

次女は最初、乗り気じゃなかったのですが、数学だけわからないとこ教えてもらいたいから、個別塾なら行ってみたい、という話になりまして。

家から自転車圏内には個別塾は無かったので、学区外で個別を探しました。

ハイジのCMで有名なTさんもあるのですが、実は長女が受けたことがあったんですよ。
こちらの理解力の問題かもしれませんが、授業を受けてもよくわからないと長女がいい。

完全に一対一、でもないし、先生が大学生なのかな?同じ人の担任性には程遠く。
成績は1ミリも上がらないまま、お金だけ消費して、やめたという経緯がありました。

なので、Tさんは、選択肢から除外。

その他、通える範囲にある塾を3つほどピックアップ
1対1のタイプのK、S、1対2のタイプのM、の中で、完全担任性の1対1個別授業を行っている、Kを選択しました。

1対2のタイプだと、2人の学力が同じくらいなら良いけれど、そうでない場合、偏りがあると聞いたので。
あと、長女のときの体験から、先生は大学生ではなく、しかも、一人を徹底的に見てくれるタイプのところじゃなきゃ嫌だなという気持ちがあったのです。

結果的に、個別に関しては、この選択が大正解でした。


スポンサーリンク

3年夏 集団の夏期講習を受講するも

2年生の秋から3年の春までは、数学と時々英語の個別指導を週1回受けるという形で受講していき、
夏を迎えました。

この塾は集団授業も行っており、個別の塾生も夏期講習は5教科対応で、テキスト代のみで受けられました。
せっかくだから、夏期講習受けてみる?と提案してみると、そうだねぇ、行ってみるわ…。という感じで通い始めました。

が…。3回めくらいまでは、理科で目からうろこの解き方が出てきた、とか言って楽しげでしたが、半分を過ぎたころ、
「なんか、わたし、集団って意味ないかも」と言い出したんです。

曰く、「わかっていることを長くやるから、集中できない」「質問したくても、どうも、手が挙げられない」
「先生の授業は、わかりやすいほうだと思うけど、今知りたいことを知ることができない」と言い出しまして。

ああ・・集団だもの、そりゃしょうがないよ。と言ったのですが。
カリキュラムは充実していたので、しっかり受けたらよかったかもしれませんが、もやもやしながら受けていたせいか、見に付いた分が少なかったようで。

夏休み明けの第1回学調試験は、悪くはないけど、満足できないという結果になりました。

個別と集団それぞれのメリットデメリット

すごく当たり前のこと、ではありますが、両方とも受けてみたことで、すごく感じたのは
それぞれのメリット・デメリットが本当にあるということ。

塾の形が受験生本人に合うのかどうかをしっかり見て判断しないと、無駄になってしまうんだということでした。

個別のメリット・デメリット

  • メリット
  • ・本人の苦手や良いところに合った指導が受けられる。
    ・聞きたいことをその場で聞ける。
    ・教えてほしい教科だけを集中出来る。
    ・時間を自由に選べる。
    ・1回1回の授業後、先生からの指導報告が受けられる

  • デメリット
  • ・カリキュラムが組まれていない。うまく使わないと、やり残しが生じる。
    ・先生との相性に左右される。
    ・受講料が高い。

集団のメリット・デメリット

  • メリット
  • ・カリキュラムが組まれていて、やり残しがない
    ・ノウハウをふんだんに取り入れたテキストが使える
    ・他人の勉強が見えて、刺激になる
    ・受講料が割安

  • デメリット
  • ・わからないことを質問しにくい
    ・わかっていることでも、授業を受けなくてはならない
    ・時間が決まっている
    ・集中していなくても授業は進んでしまう



こういうメリットデメリットを考えていくと、受験生のタイプによって、選ぶ必要があるなあと思います。

個別が向いている子は、
教科を絞って、自分に合わせて教えてほしい
集団の中で質問をするのが苦手
集団は学校で受けているから、塾ではもっときめ細かく教えてほしい、というタイプでしょうか。

集団が向いている子は、
授業を受けて、自分で質問できる
人との切磋琢磨が出来る、というタイプですね。
それと、近所の友達と一緒に通って、苦も無く行けるとか…。

最後に:我が家の選択

もし、集団授業が肌に合う子供だったならば、集団の方がカリキュラムに沿っているしテキストも充実している、そして、受講料が、格安(個別に比べて)というメリットがある集団を選びたかったところでした。

でも、次女の場合は、集団は学校で受けている分で十分、わからないところをその場で聞いてどんどん進めたいという気持ちがあったようです。

塾が家の学校区外のところだったため、知らない子ばっかりの中というのもストレスだったと。

結局、我が家は3年の秋の入試集団集中講座はやめ、個別90分週2回という選択をしました。

次女の良いところを認め、力に合った問題集を選んで指導をしてくれたこと。
苦手な部分も指摘してもらい、強化問題を宿題に出してくれたこと。

先生との相性が超良かったので、授業後先生とお話しするのも楽しい。
塾に行くのが楽しみ、という面があったのも、我が家的にはメリットでした。

個別は先生との相性がかなり重要ですね。
良い先生に巡り合えて、本当に運が良かったと思います。

はっきりいって、受講料が高いです。私立中学の学費より高いかもしれません。
それでも、その値段に見合った指導が受けられたと思います。

成績は、静岡県の学調の結果を見ると、第1回から第2回へは合計点で30点UP。

250点満点の中の30点って大きいですよ。
500点満点なら60点UPですから。

地域2位の高校合格圏から、地域トップ校の合格安全圏までジャンプアップしました。
無事高校も第一志望に合格できたので、満足しています。

スポンサーリンク