眠らない
眠くならなければ、もっともっといろんなことが出来るのに。
寝ている時間ってもったいないなぁ。

ついつい、そう思ってしまう管理人…。

0時を過ぎてもパソコンやスマホで調べ物をしたり学んだり。
なんとなく、だらだらしてしまうこともあるんです。

睡眠は人間にとって必要なものなのかな?
どんな目的があって、睡眠をとるんだろう。

そう思っていろいろと調べてみて知りました。
眠らなくっても良いなら眠りたくない、という考え、実は大間違いなのです。

ここでは、睡眠の目的や必要性、大切さについてまとめておこうと思います。

睡眠は必要なの?

寝る間がもったいないという思い

誰にとっても1日は24時間。
これは変えられないことです。

限られた時間をフル活用して、活動出来たらどんなに良いか。
そう思ってしまいます。

さぞ、たくさんのことを学べるだろうなぁ。
遊びも楽しめるだろうなぁ~。

管理人自身、夜寝る時間はなんだかもったいない、というタイプでした。

スキルアップのために寝る時間を削って勉強をしたり。
面白い本を読みふけって夜更かししたり。

眠くならなければいいのになぁ、なんて思ったものです。

勉強をするためだけでなく、
夜を徹してカラオケをしたり、友人と語り合うのも楽しいですしね。

電気を付ければいつまででも活動できますから。
24時間眠らないお店も、世の中たくさんあるじゃないですか。

眠らなくたっていいじゃない、とついつい思ってしまっていたんです。

日本人は睡眠時間が短い国民ってご存知?

調べていて知ったことなのですが、
日本人は世界の中でも睡眠時間が短い国民なんだそうです。

日本人の睡眠時間

OECD(経済協力開発機構)の発表によれば、
日本人の1日の平均睡眠時間は、7.5時間で、韓国に次いで短いらしくて。

一番よく眠る国民とされるフランス人と比べると、
睡眠時間が1日で1時間も少ないんです。

昔から、日本人は働き過ぎだ、勤勉だ、真面目だ、と言われていますけど、
なんだか納得です。

寝る時間を削って活動していることが統計からもうかがえますね。

「寝る間を惜しんで働く」という言葉もありますし、
寝ること=怠けてるというイメージも日本人の心に根強く居座っていると思います。

残業続きで夜遅くまで仕事をするサラリーマン。
眠るのを惜しんで、0時を過ぎても机に向かう受験生。

寝ないで頑張ることで成果をあげよう!と必死に取り組むわけです。

でも、明日のテストまでに、全部覚えなくっちゃ!と一夜漬けをしているときに、
うっかり眠って朝を迎えて絶望した…なんて思い出があります。

睡眠はいくら削ろうとしても、必ず眠ってしまう日がやってきますからねぇ…。

結局のところ、人間にとって、睡眠は無くてはならないものってことが言えるようです。


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人は何のために眠るのか

人はなぜ眠るのか
人は何のために眠るのか。
この問題については様々な研究がされていて、
今だにすべての謎の解明には至っていないのだそうです。

今の時点で睡眠の目的としてわかっていることをざっくりと3つ挙げてみます。

体の疲労回復

眠る、イコール休息。
睡眠の中で一番初めに思いつく役割です。

日中働いて疲れた体を休ませることで、翌日も元気に働けるし、
体力の回復に睡眠は欠かせません。

脳の機能を守り、回復させる

睡眠のもう一つの大きな目的は、脳を休息させること。
脳の中で1日中働いている部分を休ませて、脳の疲れを取り回復します。

その中で、成長ホルモンを分泌して心身の成長を促進したり、
交感神経への指令を行う視床下部を休ませて、自律神経のバランスをとったりしているのだそう。

記憶を整理する

脳を休ませている一方で、睡眠の時間の間で記憶の整理整頓を行っています。
日中起こったさまざまな出来事をまとめ、整頓し、インデックスを作って取り出しやすくする役割があるんです。

管理人は、テスト前になると夜遅くまで、
それこそ睡眠時間を惜しんで勉強してきました。

時間がある限り、暗記をしたり、問題を解いたり。

でも実は、それは効率の悪い方法だったんですね(><)
ある程度勉強をしたら、しっかり睡眠をとることで記憶が整理されて定着するという話。

一夜漬けで、記憶が定着しない理由が良くわかりました…。

睡眠が足りないとどうなる?

寝不足=お酒を飲んで酔っ払ってるのと同じ

現代人はとにかく忙しく、1日の睡眠時間が5時間以下という方が全体のおよそ10%もいます。

人間が必要とする睡眠は一般的に7時間と言われていることを考えると、
1日あたり2時間も睡眠が足りていないという状況なのだとか。

これは、お酒を飲んでかるく酔っ払っているのと同じような状態であることがわかっています。
5時間睡眠の人が10%もいるということは、10人に1人は軽い酔っ払い状態で日中の活動をしているということ。

車や電車の運転を仕事としている人が、軽い酔っ払いだったら、かなり怖いですよね。

注意力や意欲がなくなる

寝不足の場合は、注意力や意欲がなくなります。
酔っ払っているような状態ですから当たり前と言えば当たり前ですが。

眠いなぁ~とボーっとしていたら、仕事でミスをしてしまうことも多々あるはず。
些細なミスだと思ったことが大きな事故や損失につながってしまうこともあるのです。

学生さんなら、学校の授業に集中できず、先生の話が右の耳から左の耳へ…。
学習の妨げにもなります。

イライラしてしまう

感情をコントロールする機能が低下して、些細なことでイライラ。
怒りっぽくなったり、キレやすくなったりします。

いつも寝不足で、いつもイライラしている、という人はコミュニケーションも取りづらいです。
知らず知らずのうちに、集団から浮いてしまうことも…。



化粧のノリが悪い

ここまで書いてきたこととはちょっと趣が異なりますが、
寝不足が続くと、お化粧のノリが悪くなったこと、
女性なら誰でも経験済みだと思うんです。

これも睡眠不足の影響と言えます。

本来はしっかりとした睡眠の間に、抗酸化力を高める物質が出て
お肌や体の様々な部分を整えるわけですが、

睡眠が足りないと、この抗酸化力が弱まり、かわりに活性酸素が活発化。
お肌もダメージを受けてしまいます。

それだけではなく、体全体の老化も早まるということです。

眠れないときは目をつぶるだけでも良いってホント?

不眠症 眠れない

ほぼNo!目をつぶっても休まらない

ある日、夜なかなか眠れなくて困っていると話すと、私の母がこんなことを言いました。

「眠れなくっても、目をつぶって体を横にしてるだけでもいいって聞くよ。
無理して眠らなくっても大丈夫なんじゃないの?」と。

なるほど…。確かに一理あるなと、その時の私は思ったものです。
眠れないからこそ、藁をもすがるような気持ちでした。

体を休ませることが目的ならば、布団に横になるだけでもいいのではないか?
目をつぶれば、睡眠をとってるのと同じではないか?

そんな風に感じていたのです。

でも、実際にやってみるとわかりますが、
朝になっても全然休まっていないんですよね。

確かに、目をつぶっていることで、目の疲れは多少和らいだように感じます。

でも、頭はぼんやりしたままですし、強い眠気が残っています。
吐き気すら感じるほど。

眠れてないときとなんら変わりがない状態でした。

実際、「眠れなくても目をつぶっていれば大丈夫」というアドバイスは、解決策には程遠かったようで…。

体を休ませるだけが目的ではない証拠

目をつぶるだけでは睡眠と同じ状況は作れない。
これは、睡眠は、体を休ませることだけが目的ではない、という証拠になると思います。

体だけでなく脳や神経をしっかりと休ませることがとても大切だと実感しました。

健康的で生き生きと生きるために睡眠は必要

睡眠不足になると、健康面でも美容面でも、そして精神面でもダメージが大きいということがわかりました。

健康的で生き生きと美しくあるためには睡眠は不可欠なもの。
そして、日々の生活の中で仕事や学業を滞りなくスムーズに行うことや、
創造的な活動などにも、睡眠は必要なんですね。

寝る間を惜しんで仕事をする、のではなく、
寝る間を最優先にすることが、全てにおいて大切ということです。

効率の良いお仕事や勉強のためにも、
意識して睡眠をとるようにしたいなーと思ったのでした。

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