学校の体操服を洗おうと思って、洗濯機に入れる前に確認したら、
なんだか、黒いぽつぽつが一面にびっしり…。
しかも、なんか黄ばみというかピンクばみというか、
なぞのカラーリングになっていたのです。
よくよく見ると黒いポツポツは、黒カビ。
見た目も汚らしいし、このままにはしておけません。
体操服に付いた黒カビ、かなりやっかいです。
元通りとはいかなくても、なんとか見られるくらいには白くなりました。
その方法をまとめます。
白い体操服限定の、黒カビの取り方です。
この記事でお伝えしたいこと
現状:体操服の黒カビはどうだったか
まずは、最初の状態です。
きれいな写真じゃないですけど、
使用前ということで^^;
背中全体と脇のあたりにバーッと黒カビが発生しています。
背中に至っては、さらに、黄色い変色も。
汗をかいた状態で、サブバッグに入れてましたし、
帰宅して洗濯かごに入れて翌朝洗うまでの時間も経過。
すぐに洗わなかったのが原因ですね。
体操服がカビるのはなぜか。
体操服のような衣類に黒カビが発生してしまうのは、
カビのえさとなるものが付着したままになっていたこと、
そして、湿気の多い時期や場所においていたことが原因。
今回のカビの餌になったものは、汗と皮脂だと思います。
そして、まさに湿気の多い梅雨の時期も原因の一つです。
黒カビが発生すると厄介です。
普通に衣類用洗濯洗剤で洗っただけでは、もちろん落ちません。
色柄物もOKという一般的な衣類用の漂白剤でも全く落ちないのです。
ホントに困ります…。
今回使った黒カビ対策洗剤とは?
今回、黒カビを取るために使ったのは、
「キッチン泡ハイター」です。
カビは「生える」ものであり、根が存在します。
表面だけきれいにしても、また発生することもあるんですよね。
根本的な解決は、なかなか難しいです。
でも、とにかく、今見えている黒いカビと変色だけでも何とかしたい…。
そういう時には、塩素系の漂白剤を使うしかないです。
塩素系の漂白剤には「混ぜるな危険」と書いてあるのですぐにわかります。
カビ退治と言えば、カビキラーを思い出しますよね。
これを吹きかけても良いらしいのです。
カビが浮いてきたらすぐに洗い流すという方法。
でも、住宅用のものだとにおいもかなり強いですし、
残ってたら肌に良くない気がして止めました。
キッチン泡ハイターは、キッチン用品に使えるものなので、
多少はにおいも弱まるかと…。
同じシリーズのキッチンハイター(液体タイプのもの)で
漬け置きすることも考えました。
でも娘の体操服には、前身ごろにラインが入っているため、
万が一ここも漂白されたら恥ずかしいですよね。
泡タイプなら、気になるトコロにシュッシュッとかけられますし、
コントロールしやすいのが良いと思います。
体操服の黒カビを取った方法
それでは、実際に黒カビを取った方法についてまとめます。
1)体操服を普通の洗剤で洗う
下洗いとして体操服を普通の洗剤で洗濯機で洗います。
そして乾かします。
この段階では、黒カビも黄ばみも取れていません。
服についている汗や皮脂を洗い流すという目的です。
2)キッチン泡ハイターを黒カビに吹き付ける
名札や色が付いている部分をタオルで覆い、
泡ハイターが付かない様に防御しておきます。
そして、キッチン泡ハイターを黒カビや黄ばみが発生しているところに吹き付けて行きます。
泡で黒いポツポツが隠れるくらいにシュッシュとかけます。
3)3分から5分置いておきます
泡を書けたが3分から5分くらいそのままにしておきます。
見ると、黒いぽつぽつが消えて行ってるように感じました。
4)水でしっかりとすすぐ
5分置いたら、水でしっかりとすすぎます。
ためた水でじゃぶじゃぶ洗い、水は何回も取り替えます。
それ以上置くと衣類を必要以上に傷めそうなので、
このへんでおしまいにしました。
5)他の白物衣類と一緒に洗濯機で洗う
4)の段階で、もうほとんどポツポツは取れてしまいます。
あとは、洗濯機で普通に洗います。
こうすることで、塩素系洗剤の気になるツーンとした臭いはほとんどなくなります。
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カビが取れたらこうなりました
この写真は、手前のところにはキッチン泡ハイターをかけずに3分ほど置いたときのものです。
まだ、完全ではありませんが、かけた部分は、かけてない部分に比べて、黒いぽつぽつが減っています。
このままもう少しおいてから洗剤を洗い流したら、
もうほとんどポツポツはなくなっていました。
ほぼ同じ部分を撮影したもの。
左側は、黒カビと黄ばみが目立ちますが、
泡ハイターで洗った後は、ほとんどわからなくなっています。
(右側、ちょっと何かの影が入ってしまってます^^;)
体操服の黒カビをキッチン泡ハイターで取るときの注意点
体操服の黒カビは、こうして目立たなくなりました。
娘もすごく気にしていたので、これなら恥ずかしくないと喜んでいます。
何度も洗濯機で洗ったり、衣類専用の漂白剤で漬け置きしたりと、
あれこれ手間をかけてもダメだったのに、
泡ハイターだけで案外楽にきれいになったのでほっとしています。
ただし!注意点が2つ。
今回、とにかくなんとか取りたい!との一心だったため、
手袋をするのを忘れて使ってしまいました。
その為、すすぎのときに手が泡にふれてしまい、
指先があれてしまいました。
そして、このとき履いていた茶色の綿パンに点々と漂白部分が出来てしまいました。
泡だからと飛び散らないだろうと思っていたのは甘かったです。
キッチン泡ハイターで体操服の黒カビを取るときは、
・透明の簡易手袋などをはめる
・汚れても良い服装で行う。もしくはエプロンをしっかりする
です。お気を付けくださいませ^^;
今回紹介した方法は、あくまでも「白色の体操服」対象です。
色や模様があるタイプの体操服には行ってはいけません。
その部分にかかってまだら模様になったらもっと悲しいですよね。
文字の刺繍などがある場合は、泡がかからない様にタオルなどで覆っておきましょう。
体操服の黒カビの予防方法
キッチン泡ハイターでは黒カビの表面的な部分を消しただけであって、
カビの根は残っている可能性があります。
そのあとは、黒カビが発生しないよう予防していきましょう。
カビが発生する理由は、カビのえさとなる汚れ+湿気です。
出来るだけ早く、体操服の汚れを落とし、
乾かすことが大切。
理想としては、体育などで着替えたら、
せめて、風通しの良い所に掛けておきたいところ。
とはいえ、学校でそれは難しいかもしれません。
帰宅したら、すぐに洗濯機に入れ、
普通の洗剤でよいので、皮脂汚れと汗を落とします。
洗い終えたら風が良く通るところに掛けて、乾燥させます。
帰宅が遅くて、干す時間が夕方から夜になってしまう場合は
エアコンの除湿をかけた部屋に掛けておくのもおすすめです。
追記:黒カビを漂白したら何か月もった?
追記です。
体操服の黒カビに悩んで、この作業をしたのが7月。
黒カビを漂白しただけなので、カビの根元は根絶していません。(と思います)
またすぐに、カビが見えて来ちゃったらヤダなぁ、と内心ヒヤヒヤでした。
でも、夏の間は普通の洗濯のみでも黒いぽつぽつは出ず。
その後、卒業するまでの8カ月間、まったくカビの姿は見ないで済みました。
現在、それから1年たっています。
体操服を眺めてみても、白くきれいなままです。
もう卒業して着ていないので、新たなカビの心配はないですが、
元々のカビの根元から出てくるんじゃ?と思ったのですが大丈夫でした。
環境にもよるかもしれませんが
いったんこの方法で黒カビを白くしたら、意外に長持ちすることがわかりました。
先日、父の白いシャツも黒カビが発生して取れない、と嘆いていたので
この方法で取ってあげたら、
「すごいね、魔法のようだ」と感動してました。
白い服には夏場黒いポツポツが出やすいですが、
とりあえずはキッチン泡ハイターを使って取る、というのは有効ですね。