最近、中学生の子育てというか、関わり方で悩んだ出来事がありました。もうすぐ受験生だから、私の方がなぜか焦って勉強しろしろ言ったら、無気力化してしまったんですよ…。
当たり前なんだけど、言わずにはいられなかった。
親ってホント、子供に育てられるというか。つくづく、育児は「育自」だなと思ったんです。どうしたらいいかなと思って、アマゾンで検索したら、ヒットした本を読んでみて納得しました。
子育てに悩んだときは本を読んでみるタイプ
わたしは、なにか子育てで気になることやら悩みが見つかると、本を読んでヒントを探したくなるタイプです。根っからマニュアル人間なのかもーと苦笑気味に思うこともあります。
子どもが小さい時に読んだ本を挙げるとかなりの数に上るんですよ…。今は、家の本棚からは姿を消していますが、思いだせるだけ思い出してみて、ちょっとびっくり。子育て本おたくか!?
・子どもへのまなざし 福音館書店 佐々木 正美著
・0~4歳 わが子の発達に合わせた1日30分間「語りかけ」育児 サリー ウォード著 小学館
・ハチャメチャ2歳児―イヤオちゃん、困ったちゃんとのつき合い方のコツ プチタンファン編集部
・親業―子どもの考える力をのばす親子関係のつくり方 トマス ゴードン 大和書房
・子どもが育つ魔法の言葉 (PHP文庫) ドロシー・ロー ノルト著
・子どもをのばすアドラーの言葉 子育ての勇気 (幻冬舎単行本) 岸見一郎
・過保護のススメ 佐々木 正美著 小学館
・「お母さんがすき、自分がすき」と言える子に 佐々木 正美著 新紀元社
・佐々木正美の子育てトーク 佐々木 正美著 エイデル研究所
・輝ける子―100メートルを10秒で走れと言われてもさ、いっくら努力しても走れない奴っているじゃん 明橋 大二著 1万年堂出版
・この子はこの子でいいんだ。私は私でいいんだ―これで、子どもの未来が輝く 明橋 大二著 1万年堂出版
・子育てハッピーアドバイス 明橋 大二著 1万年堂出版
・子育てハッピーアドバイス 2 明橋 大二著 1万年堂出版
・子育てハッピーアドバイス3 明橋 大二著 1万年堂出版
ホントは、もっとあるけど書ききれません。読んできた本を眺めてみると、その時その時、相当悩んでいたんだろうなあというのを思い出します。
いまテレビドラマでも話題のアドラー心理学の本も読んでた記憶あり…。
この中で、特にバイブルのように読んでいたのは佐々木正美先生の本と、明橋大二先生の本でした。
どちらも「子供をあるがままうけいれよう」というのが根底にあるお二人。
それを心に留めて子育てをしていたつもりでも、やっぱり私も人間でうまくいかなくて悲しくなったことは多々あります。
だって親だから、ついつい「こうなってほしい」とか「こうあってほしい」とか思っちゃうし。
子供が大きくなるにつれて、子供が小さかった頃とはまた違った悩みが出てきたりして、右往左往しちゃうんですよね。
親のさが、でしょうか?
赤ちゃん期、幼児期、学童期の子育てをしていた自分に向かって、今だったらこう言えたのに、ということもたくさんあるわけです。
育てたようにしか子は育たないというから、今の良いところも、あんまりよくないところも、我が家がそう育ててきたから、なんだろうなぁ。と思うと…。もっとなんとかできないものか?とないものねだりをしてしまいます。
勉強しなさい!と言ったら無気力になった
先日、娘と少しブルーなバトルをしてしまいました。
宿題をやっていると思っていたら、ipadで動画を見ていて全然進んでいなかったこと、そして、「宿題終わったの?」と聞いたら「終わった」と嘘をついたこと。
その2つにカチンと来て「勉強しなさいって言ったのに、なんでやってなかったの。遊んでばっかりで!それでいいと思ってるの?だから、成績が頭打ちになっちゃうんだよ。言いたいことがあったら言いなさいよ」とね。
まあ、一番言っちゃいけない言葉です。いま思えば。
そしたら、言い返すわけでもなく黙ってぽろぽろと泣き出し…。しばらくしてすっくと立ち上がって、別の部屋へ行ってしまいました。
あとで、「私は本当は勉強が嫌い。期待されるのも苦手。言いたいことを言うのも苦手」と、こっそり紙に書いているのを発見してしまい、猛反省です。
言い過ぎたねごめんね、と抱きしめて、話したかったことを聞いて。最後に「一緒にお風呂入る?」とちょっと冗談で聞いたら「入る」というので、おどろき…。
大きくなってから、温泉以外で一緒に入るの初めてかもしれないなぁ。
楽しく、勉強の話は抜きで、今お気に入りの動画の話とか、本の話とか学校の話とかをして、あったまって出ました。
(あとで読んだ本によれば、この対応は悪くなかったみたいです。叱ってしまったら、そのあとは仲直りをすることが鉄則なんだって。)
子どもの勉強嫌いを作るのは、親なんですよね。本来、人は学ぶのが大好きなはずだし、もっとよくなりたいと思っているもの。親がギューギュー言うから、勉強=ヤダ となってしまう。
思春期の子育ての本に共通してるスタンス
数ある子育て本の中で唯一残してあったのが、明橋 大二さんの「10代からの子育てハッピーアドバイス」。(それ以外の本は、欲しいという方に譲ってしまいました。)
この1冊だけなぜ残したかというと、すでに子供たち二人とも10代になったから、これから必要だろうと思ったからでしょう。
今まさに必要となり、開いてみたんです。
そこに書かれていた「10代の子供に接する10か条」
ものすごくずしんと来ました。ここ最近の私はこの10か条と真逆のことをたくさんしていたことを思い出しました。
読んだのがだいぶ前だったんですっかり忘れてしまってたんですよねorz。
そして、さらにアマゾンで検索して、大塚隆司さんの書かれた「思春期の子が待っている親のひと言」「思春期の子をやる気にさせる親のひと言」の2冊(どちらも 総合法令出版)を購入。
じっくり読みました。子どもの自己肯定感を伸ばすことがいかに大事か、自己肯定感がないと前にすすめないんだということがすごくよく分かりました。
やはり、明橋 大二さんも、大塚隆司さんも言っていることは同じ。
その子をありのまま受け入れること。それによって、自己肯定感が高まること。そして、自ら道を踏み出していけること。
特に思春期は、大人が「やりなさい」とかガミガミ言ったって反発するか無気力になるかしかないわけですね。
娘の様子を見ていて本当にそう思いました。
勉強しないで遊んでいる姿を見ると、親としてはすごく気になるし、いらいらもする。つい口出しちゃう。
でも、口を出して何を解決したかったかというと「私自身のイライラを解消したかった」だけなんだなあと。
こども自ら、自分の意思で立ち上がることを、じっくり待てるように。そして、うまくいかないとき、助けを求めてきたときにスッと手助けできるように、
目は掛けても、手と口は出さない。って、何回も自分に言い聞かせてますw
なかなかうまくいかないけど。忍耐も必要だわ。
子どもと言っても、私とは違う一人の人間なんだもの。
ふぅ。