庭園のサツキで有名な龍潭寺ですが、桜もきれいです。まだまだサツキは咲いていない4月の中旬の今日、龍潭寺の桜を愛でに行ってきました。
自宅からドライブすること2時間弱。奥浜名湖は、緑豊かなエリア。川沿いや山に桜が咲いていて、行く途中の道も目が楽しかったです。
この記事でお伝えしたいこと
龍潭寺に車で行ってみた 駐車場は…
車で龍潭寺に到着すると、40台停められる第1駐車場の普通乗用車枠はすでにいっぱい。(写真に見えるスペースはバス専用でした)
東側の道沿いにある東駐車場に車を停めました。ここは19台停められるそう。
龍潭寺の駐車場は他に少し離れたところに30台停められる臨時駐車場があります。
車を降りて、矢印にそって進むと見事な桜が見えてきました。
丸く駆られた木の緑と空の青に、桜の花びらの白が鮮やかに浮かび上がり、とっても綺麗です。
山門。おんな城主直虎で、おとわが投げ飛ばされたとこ?
桜の木々の前を通ると、山門が見えてきました。
そういえば、おんな城主直虎の話の中で、おとわが龍潭寺に入ろうとすると傑山に投げ飛ばされる場面がありました。
その山門かしら?と思ったのですが、なんか雰囲気が違います。たしかもうちょっと石段が平たくて、段が長かったような…。
立ちはだかる傑山と昊天のうしろに、太い木があってもっとうっそうとした森だったような…。
と思って家に帰ってから調べたら、この山門はドラマに出てきたのとは違ってました。
大河ドラマのあの場面に出てきたのは浜松市西区にある「宿蘆寺(すくろじ)」の総門ではないかしら…。
龍潭寺の庭園拝観へ 見どころは?
境内には、たくさんの桜や山吹が咲いています。とにかく暖かくて良い天気の日だったので、青空が透けるとすごくきれい。
拝観料はこの先にある入り口で納めます。
高校生以上は500円。小中学生は200円。
近くにある大河ドラマ館も行く予定なら、セット券がちょっとお得みたいです。
1676年に建てられたという本堂に入ると遠州地方最大の釈迦牟尼仏が安置されています。
明治時代に起こった仏教排斥運動のときに付けられた傷があるんだとか。ちょっと写真を撮るのは罰当たりな気がして止めちゃいましたが^^;
床はうぐいす張り。そぉっと歩けば歩くほど、キュキュキュっと鳴ってしまいます。
忍び避けですよね。二条城の床と同じ。
龍潭寺は井伊家の菩提寺でありつつ、守りのかなめでもあったそうで、こういうしかけが施されているんでしょう。
本堂の南側に見えるお庭は、補陀落の庭です。補陀落(ふだらく)というのは、インドの南にある観音霊場のことなのだそう。
別名、浜名湖の庭として親しまれています。白砂がよく見ると5本の指みたいに見えるんですが、これが浜名湖に似ていることからのネーミング。
緑色の木々の間に、白い桜が満開になってます。いい時に来たなあ~。
後醍醐天皇の皇子宗良親王を祀っている部屋の前に、おんな城主直虎のコーナーが。直虎と直政の像もありました。
たぶん、これは大河ドラマの期間だけじゃなかろうか…。
本堂のハリのところには、一刀彫の龍が飾られています。
彫刻職人の左甚五郎作。昔は、大仏殿の蛙股の装飾として使われていたんだそう。
生き生きとして迫力のある龍です。
本堂のこちらがわにも見事な桜が。風が吹くと、桜吹雪が舞い散ります。
開山堂にかかる桜と山吹が鮮やか!
本殿の左側には開山堂があります。ここの目の前には大きな桜の木と山吹の木があり、黄色と白の組み合わせが色鮮やか。
朱塗りの楼閣に映えて、見ごたえがありますよ。
龍潭寺庭園 小堀遠州作
本堂の裏側へ行くと名勝龍潭寺庭園が広がっています。
6分間解説音声が流れているので、それに耳を傾けながらしばし鑑賞。
小堀遠州作の国指定名勝指定されたお庭。
石を配した、典型的なお寺の庭になっているんだそう。
真ん中が守護石、左右に仁王石があり、守護石はご本尊の真正面に配されています。
手前の池は「心字池」で、心という文字を表しているんだそう。
こういうお寺の特徴をはっきりとあらわしたお庭というのは貴重だと、解説されていました。
よく見ると1株だけサツキが咲いてました。5月になると色とりどりのサツキが咲いて、庭園が一番華やぎます。
そのころにまた来たいです。
御朱印いただきました
ひととおり見終わって、最後に売店のところで御朱印をいただきました。
御朱印帳に直接書いていただくのではなく、すでに半紙に書いてあるものを購入する形です。
虚空蔵仏、という文字が見えます。
宇宙のような広い心を持った仏様のことを指す言葉なのだそう。
上手に貼れなくてちょっと波打ってしまったのがざんねん(TT)
龍潭寺へのアクセス
今回は車で平日に行ったので、車の渋滞はありませんでした。
でも、駐車場は近いところがすでにいっぱいという状況。
土日やGWあたりはたぶん、道が混むのではないかと思います。
1本しかないし、迂回路もないですしね。。
ちょっと電車では行きにくいところなのかなと思っていたのですが、実際に足を運んでみると意外に行けそう。
まずは、直虎の大河ドラマ館を目指しましょう。
大河ドラマ館は、JR浜松駅⇒歩いて遠州鉄道「新浜松駅」⇒遠州鉄道にて「西鹿島駅」⇒天竜浜名湖鉄道に乗り換え⇒「気賀駅」(けがえき)下車徒歩3分。
大河ドラマ館からは、龍潭寺行のバスが出ています。これに乗れば10分程度で龍潭寺に到着です。
車で行って渋滞したり駐車場が無かったり、というよりは、電車でコトコト行った方が案外楽かもしれませんね。
龍潭寺周辺でランチ~黄金そばが豪華
帰りに龍潭寺周辺でランチを食べることに。
車で走って10分強のところにある雅楽之助 奥山店に行ってきました。
創業30年手打ちそば、黄金そばという言葉が目に入ったんです。
おうごんそば?こがねそば?なんだろう…と。
お店に入ると、とっても感じのいい女性の店員さんがご案内。
それほど大きいお店ではなく、満席に近い状態でした。
注文のとき「これは、おうごんですか?こがねですか?」って聞いたら「おうごんです」と。
というわけで気になったので黄金天ぷらそば、とやらを注文。
そばとうどんを選べるんですけど、やっぱここはそばでしょ。
来ました!なんかすごい装飾のうつわに、たくさんの天ぷらが。
この豪華な感じが黄金なのか?と思いつつよく見ると…。
金粉が乗ってます。これが、黄金ということですね(^^)
蕎麦はのど越しつるんで、とっても美味しかったです。
天ぷらもサクサク。えび天が3つも入っていてうれしい。
えのきだけ、なす、さつまいも、にんじん、などが揚げられていました。
ボリュームもあり、おなかも満足でした。