先日、次女の中学校で三者面談がありました。まだ2年生だし、希望者対象だったけど、今後の進路について先生とお話しできるのはいいなぁと思って受けてみたんですよ。

長女のときは、3年の夏休み前の三者面談で初めて、今の状況がわかり「ヤバイ!」って焦った記憶があるので。

そこで話題になったのが「内申点」と「静岡県の公立試験、私立試験の仕組み」。

次女が受けたい高校の内申点には達しているけど、もっと余裕を持ちたい、もっと上げるには何を気を付けたらいいのか?的な話。

当たり前と言えば当たり前だけど、内申点を上げるためのポイントや、静岡県の私立、公立試験のしくみについて聞いたことや思ったことをまとめておきます。

内申点って何?上げるためのポイントとは

内申点とは、高校受験の時に高校側に提出される”調査書”に書かれる評定数値の合計点のこと。学校の通知表にある5段階評価の得点を足した数字が内申点。
学校での勉強の様子を数字に表したもの。その子がどのくらい勉強をがんばってきたか、総合的に判断するためのものだと思います。

〇〇高校は内申40ないと厳しいよ、とか、△△高校は32あれば余裕だよ、とか、言われるのはココのこと。
内申点…通信簿の成績を上げるためのポイントは、こんなものが挙げられます。

  • 提出物は期日どおり、決まり通りにきちんと提出
  • 当たり前なのに、意外にできてないのがこれ。
    ”〇月〇日までに、ワークの何ページまでやって提出。答え合わせと直しも行う”、と書いてあったら、指示通りに行ってしっかり期日を守ること!
    1日2日程度ならいいや、というのが命取り。1日遅れるとマイナス何点、みたいな評価をしてる先生もいる様子…。

  • 授業では積極的に発表する
  • 先生が授業中に問いを発したら、とにかく手を挙げる。間違えてもいいから発言する。この積極性もポイントみたい。
    性格的なもので、手を挙げるのが恥ずかしいという子にはちょっと難しいかもしれないけど。
    長女の担任の先生が言ってたのは「いいじゃないか、間違ったってだれも覚えてないさ。このクラスの何人がお前と同じ高校に行くんだ。旅の恥はかき捨てだろ」(←先生、旅ってw)

  • わからないことがあったら、先生に質問しに行く
  • 積極的に授業に参加してるどうか、勉強の意欲があるか?ってことですね。提出するノートに、わからなかったことをまとめて書いておくのも良いみたい。

  • 定期テスト対策は怠らない
  • 3年生になると塾の模試とかも増えるし、塾の宿題も増えるし1年2年の復習もあるし、で定期テスト対策がおろそかになっちゃう子もいるらしいです。でも、成績の根幹は定期テストの結果。
    例えば、評定の5を取りたかったら、100点満点で90点以上は取るのはマストですよね。80点台だと、4になる可能性アリ…。

  • テストのときは、丁寧に回答する
  • テストのときに、答えだけ書くのではなく、考えた過程はしっかり残すように。部分点もらえるかもしれないし。この1点が結果につながる、可能性もあるわけです。


まとめると、提出物と授業態度、そして定期テストの結果、ってことですよね。
学校の成績表を見ていると、観点別のABC評価の欄があります。この中の、学習への関心・意欲・態度に関する部分の評価を上げるのがかなり大きいポイントになる、と感じました。
定期テストの結果は、知識理解、に当たり、両者の割合は、半々じゃないかと。

テストだけ良ければいいわけでもないし、授業態度だけよくすればいいわけでもない。結局、どれもきちんとすることが、内申を上げるためには大事ということですね。
・・当たり前かw


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うちの娘の評価がなかなか上がらなかったのは提出物だった

今回の面談で今までの定期テストや実力テストの結果表と通信表を見比べながら言われたことは、
「〇〇高校を受けるなら内申をもうちょっと上げたい。まだこれじゃ足りないね。」ということでした。

でも決してテストの成績が、ど悪いわけではないのに評価がいまいちですよねぇ、というと、
「そうですね。まあ、、最近の様子を見ていると、やっぱり彼女は提出物ですかね…」

・・は?提出物!?
「宿題をやったものを家に忘れてきたってよく言ってます。1週間に何回かそういう提出物の遅れがある、というのが評価を下げる結果になっていますね」

ワナワナ…。

毎日ちゃんと宿題やってると思うし、何日までに提出しなくちゃってがんばってるのを見てるんですよ。
長女のときとは比べ物にならないほど、がんばってると思っていたので意外。

せっかくやったのに、何で出さないのよ!!とその場で、若干キレてしまいましたw。
ある意味、これから先は提出物をしっかり出せば評価が上がるということなので、がんばりポイントが分かったのは良かったといえばよかったけど。
まったくもー!!

先生に気に入られてるから内申がいい・・・のか?

ここでふと思い出したのが、ママ友の娘さんのお話。1つ上の学年の子なので、まさにいま、受験に直結する時期なわけ。

そんな中、2学期の成績で、英語の評価が上がったんだそう。
それで喜んでいたら、友達に「〇〇ちゃんは、英語の先生に気に入られてるもんねー。だから上がったんだよ」とチクリと言われたんだって。

本人それを聞いてショックで…。彼女は、5教科の中で英語が良くなかったからこそ、この1,2学期一生懸命勉強したと。定期テストの成績もグッとアップした。提出物もきちんとやった。
決して、先生のゴキゲンをとって上がったわけではない、という気持ちがあったみたいです。

成績を付けるのは先生だし、嫌いな子の評価は下げるよ、とか、先生に気に入られるようにおべっかを使えば内申は上がるよ、とか。
そんな意識が、どこか、子供たちの中にあるんだなって。この話を聞いて思いました。



もしかしたら、そういう面もあるかもしれませんね。先生だって人間だし、えい、こいつ嫌いだから下げちゃえ!とか。。。わからないけど、そんなことするかな…。

以前、長女の担任の先生(教科は理科)がおっしゃってたのが、
「僕の場合はね。例えば、提出物を期日までに出すと3点、1日遅れると2点、出さないと0点。発表を一回すると1点、実験のシートの評価がAなら3点、とか、1個1個点数評価をして、毎回つけてます。
 成績を付けるときになったら、それをエクセルなどの表にして、高い順に並べ替えて、上から何人が5、何人が4、という感じですよ。
 
 気に入る気に入らない、とかではなく、公平に付けられるように。」

ということです。(注:点数の部分は、先生のおっしゃった数値ではないです。例として書いてます)
先生としても、公平に評価できるような工夫をしてるのかなーと思いました。

でも、逆に、「お前はこの高校を受けたいのか、よし、教科担任にかけあってくるからな」と言った先生もいたとか…。

中3の2学期だけがんばればよい・・わけじゃないよ

静岡県の場合は、調査書に書く成績は2学期時点のもの、だそうです。1,2年のときに成績が良くなくても、挽回が効く、というイメージがあります。
でも、だからと言って中3の2学期だけ急にがんばればいい、というわけじゃないみたい。

1学期の成績も含めて、トータル的に定期テストで何点取れたか、日ごろの学習態度はどうか?というのを評価していると聞きました。
夏までは部活もあるし、2学期からがんばるわ!という子もいるかもですが、内申点を上げたいならばやっぱり3年1学期も重要ですよね。

都道府県によって、中2の成績、中3の成績の扱いが違う

静岡県の場合は、調査書に載せるのは中3の成績だけ。中3の国数理社英と実技教科の9教科を5段階の数値、合計点で評価するかたち。

昨日、進研ゼミから届いた「内申点アップブック」を見て知ったんですが、1,2年の成績が載る県もあるんですね。
中1から中3までの成績を全て含めて評価する県、学年によって比率を分けて評価する県、など様々。

全部載せる県の中でも、3年生の点数を高くしているところもあったり。県によって特色があるんだなと。

いやいや、逆に中3の成績しか含まない、他の学年は掲載しない県は静岡県、愛知県、東京都、くらいなもの。知らなかった。。
内申が受験に響いてしまう率が高くなるので、1年、2年のときからすっごくがんばっておかないといけないんですね。

静岡は、3年での挽回が効くタイプ、と言えるのかしら…。

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静岡県は、私立1校、公立1校しか受けられない

もう一つ話題になったのが、静岡県の受験の形です。静岡では、私立受験は2月頭に一斉に行い、公立受験は3月頭に一斉に行います。
私立も、公立も、基本として1校ずつしか受けられません。

しかも、公立が受かった場合は、暗黙の了解として公立に行くようになってます。もし、私立高校が第一志望ならば、私立単願で受けなきゃダメってこと。
単願で、落ちたらどうすんだ!と、心配になってしまいますわ。

でも、私立の場合は、内申点が基準に達していれば、受験当日によほどのポカをしないかぎり合格、とも言われているから、大丈夫なのかもね。

今回の三者面談でそう言ったら、「まあ、原則としてはそうですね」とお茶を濁すようなお返事でしたが。。
長女のときの進路学習会では、「公立が受かったら、公立に絶対行ってもらいます」的なかなり強い言い方をしていたように記憶してます。

私は静岡出身なので、これが当たり前だと思ってたけど、違うんですね。
他県では私立の受験日は高校によって違うから、いくつか受けることも可能とか。

行ってみたい学校を2、3、選んで受けて、公立も受けて、一番行きたいと思った学校に行く、というのがいいなあと思うのですが、現状、静岡県はそれができない。
住んでいる都道府県によって、進路の選び方が変わる、チャンスが減るというのは仕方ないけど、なんとなーくつまらない(^^;)

公立と私立、と言えば、もう一つ思うのが、「地方は公立志向、都市部は私立志向」ということ。

特に静岡県は公立志向が強い県、なのだそうです。

そう言えば、うちの地域の場合は、私が子供のころは「私立はどこも行くところがない子が行くところ」みたいな雰囲気がありました。今でもやっぱり公立重視の傾向があるんですよ。

〇〇高校の制服を着ていれば、「まあ、あのお宅のお子さんは頭がいいのね」と言われるし、私立の制服を着ていると「あの高校にしか行けなかったのね」と言われてしまうと。

今は時代は変わり、私立を単願受験する子も増えているんだって。それでも、私立の制服着てるとご年配の方にはコソコソ言われますけどね。

成績上位の子が行く、地域トップの〇〇高校に行くのは一種のブランドみたいなものかなあと思う。でも、その名前は、その地域にしか通じないもの。他の市に行ったら「それ、どこの制服?」って聞かれちゃうくらいだし、長い目で見たらどうでもいいことなのでは?と思います。

まとめ

高校受験のとき、高校の先生に対して「この子はこんな子ですよ。こんなふうにがんばってきた子ですよ」と伝えるのが調査書であり、内申点はその子の学習の上でのがんばりを伝える指標、と考えたらいいですね。

ボランティアとか受賞歴とかの欄は割と小さめなので、やっぱり日ごろの学習態度と成績が大切。

これから先。大学入試は2020年で大きく変わるというし、親も先生もますます対応が難しくなるように感じます。とにかくですね。何事も一生懸命やる子、自分の力で考えられる子に育てましょう、ってことですか…。

忘れ物するなよ!次女ちゃん!!

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