妙心寺 退蔵院
4月の23日。妙心寺の退蔵院に行ってみました。回廊式庭園の余香苑の大きな枝垂れ桜が有名ですよね。例年の桜の見ごろは4月上旬~中旬。
時期的には、桜はもう終わりかなと思いつつ…。

枯山水庭園「元信の庭」、陰陽の庭、水琴窟など見所が多く、とても静かで心地いい時間を過ごせました。大休庵で頂いたお抹茶とお菓子もほっこりしてよかったです。
ここで妙心寺退蔵院の感想と、御朱印や拝観料の情報についてまとめます。

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宮本武蔵が修業した方丈と国宝の「瓢鮎図」で禅問答を考える…

退蔵院は、妙心寺の塔頭寺院の一つで、応永11年に建立された古刹として有名な寺院。妙心寺の境内の南西にあります。
600年も昔に建てられたということですよね。歴史を感じます(^^)

退蔵院の山門をくぐるとすぐに拝観受付があるので、そこで拝観料を納め、御朱印をお願いしてから中に入りました。

妙心寺 退蔵院 ひょうねんず
順路に沿って歩いて行くと、まずは本堂である方丈が見えてきます。宮本武蔵が修業に励んだ場所なんだそうです。
ここには、国宝の瓢鮎図(ひょうねんず)の摸本がかけられてるんです。日本最古の水墨画なのだそう。
ひょうたんとなまず?なぜ?と思ったら、これは「小さな瓢箪で大きなナマズをどうやってつかまえる?」という禅の問題を表しているとか。

上の方には、その問いに対する京都五山の高僧31人の答えが書いてあるのだそう。ほぅ。。。じっくり見てみましたが、答えはわからず(^^;)

退蔵院余香苑の大きな紅しだれ桜がすごい

妙心寺 退蔵院 しだれ桜
余香苑に入るとすぐに目に飛び込んでくるのが大きな紅しだれ桜。枝振りが立派なこと!
放射線状の支えをしてあるのは、折れない様にということかな…。

退蔵院余香苑の紅しだれ桜の見ごろは例年では、4月上旬から中旬とのことですけど、今年はちょっと桜の開花が遅れたのが幸いしてか、まだ楽しめました。
ちょっと葉っぱが出てきていますが、風が吹くとふわっと桜の花びらが散ってきれいなんですよ。

空を見上げると、桜の屋根の下にいるよう。枝から透けて見える青空も素敵です。

陰陽の庭 敷砂の色が異なる禅の庭

妙心寺 陰陽の庭
紅しだれ桜のそばには、2種類の石庭が広がってました。陰陽の庭という名前で、よく見ると敷き砂の色が違うのです。
これも、物事や人の心には、陰と陽の2つの側面があるということを表しているんだそうです。

なるほど…。余香苑は昭和に入って作られたお庭ですけど、退蔵院の古い歴史と調和していてとてもよい空間だなと思いました。
目線には、紅枝垂れ桜の花がかかっていて、これもとっても美しい眺めです。

雨の日に訪れても良いだろうな…と。

つくばいと水琴窟 音に癒される


さらに歩くと、濃い緑の葉の中につくばいがありました。つくばいっていうのは、茶道でお茶室に入る前に手を清めるための手水鉢のことだそう。
低い所に作って、体をかがめて手を清めることから、この名前がついているんです。

耳を澄ますと、キン…リンリン…チャプンというような小さな音が聞こえてきます。つくばいの下に埋められている瓶に水が落ちて反響している音。
水琴窟です。なんとも癒される…。

水琴窟の音には、実際に体調改善や癒し効果があると言われているのですけど、聴いているうちにだんだんと心が静まってくるような気がするんですよ。

長女はその音を聞きながら「わたしここにずっといられるよ…」としみじみして、しばらく動きませんでした。


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余香苑の奥の大休庵にてお抹茶とお菓子をいただきました


つくばいと水琴窟の先に売店があり、ここで御抹茶とお菓子を頼めます。一服500円です。
赤い毛氈の敷かれた庵内に座って待っていると、御抹茶とお菓子が運ばれてきます。

この日は人も少なくて、すごーくすごーく静か。
この静けさ、最近の京都ではなかなかお目にかかれないかも。


「もちどら」という名前。退蔵院でしか食べられない特別なお菓子だそうです。
どら焼きの皮ははちみつともち粉を混ぜてあること、粒あんは京都丹波大納言小豆で作られていることなどを、茶席の受付のお姉さんがおしえてくれました。

名前の通り、皮はふっくらもちもち!ほんのり甘いんです。
粒あんはほっこりした甘さで、御抹茶によく合います。おいしかった。


お庭にはしだれ桜と青もみじ。秋に来たらこれまた、さぞ綺麗な紅葉が眺められるだろうな。

ちなみに、この大休庵のお茶席では、5月から9月の夏限定で、冷たいグリーンティーが登場するのだとか。
京都の夏は暑いですし、歩き疲れたときに冷たいお抹茶は、すごくいいですよね。疲れも吹き飛びそう。

夏限定グリーンティーの場合は、お菓子はしだれ桜をイメージしたかわいらしい干菓子です。

藤の棚から見たながめがおすすめ

妙心寺 退蔵院
御抹茶とお菓子ですっかりくつろいだ後は、余香苑のひょうたん池へ。退蔵院は、瓢箪となまずがシンボルなんですね(^^)
遠くに枝垂れ桜が見え、丸く駆られたツツジの木と青もみじ、そして池のコラボがすてき。

池には初夏になると蓮の葉が広がって夏には花も咲くそうです。

藤棚があるので、そこから眺めると行け全体が見渡せます。この場所がベストでおすすめ。
藤の花はこの日は咲き始めでした。咲き乱れるのは、まだ先、5月初旬あたり見頃を迎えるはず。

ゴールデンウィークのころからは、ツツジや山吹が咲き、5月下旬からは花菖蒲やアジサイと、四季折々の花が楽しめるらしいです。

そのころまた見に行きたいなぁ…。

妙心寺退蔵院の御朱印 いただける場所は?

退蔵院 御朱印
退蔵院の御朱印は、山門をくぐってすぐの拝観受付のところで書いていただけます。

見終えてからお願いするよりも、最初の拝観料を収めるときに一緒に御朱印帳を渡しておくと良いです。
拝観を終えて受付に戻ると、すでに御朱印が出来上がっていました。

「余香苑」の文字がかっこいい(^^)

アクセス方法…(妙心寺の本堂から見た位置)

妙心寺へのアクセスは、電車、バスとあります。
退蔵院へ一番行きやすいのは、JR嵯峨野線の花園駅から南門へ向かうルート。南門に入ってすぐです。

または、北総門の方から入って妙心寺の法堂などを見学してから、退蔵院に向かうのも良いと思います。
北門へ行くならバス(時間はかかるけど)、南門へ行くなら電車の方がわかりやすいです。

〇京都駅から北門
電車:JR嵯峨野線(31~33番のりば)で「太秦」下車⇒歩いて京福電鉄「撮影所前」へ(徒歩7分)⇒「妙心寺下車」徒歩3分で北門。
境内を歩いて10分ほどで、退蔵院に到着です。

バス:京都市営バス 御室仁和寺・山越行(26番 D3乗り場)⇒妙心寺北門前下車 (京都駅から40分ほど)

〇京都駅から南門
電車:JR嵯峨野線(31~33番のりば)で、「花園駅」下車 徒歩7分

バス:京都市営バス 映画村・山越行(75番 C5乗り場)で「四条烏丸」下車⇒大覚寺行(91番)に乗り換え、「妙心寺前」下車 

退蔵院の拝観料~季節ごとのお食事つき特別拝観は予約制

退蔵院の通常の拝観料は高校生以上500円、小中学生300円。
拝観時間は9:00~17:00。

春や秋の特別拝観もあります。こちらは一律で800円。
非公開の退蔵院方丈内部の見学や、枯山水庭園「元信の庭」や隠れ茶室「囲いの席」へ入ることができます。

お食事つきプランもあります。10名以上で申し込みなので、ツアーなどに申し込むのが良いと思います。
2017年は4月1日(土)~4月16日(日)でした。

今は、夏のお食事つきプランの予約がはじまってます

2017/7/8(土)・7/22(土)・7/23(日)限定で、夏の退蔵院を食事つきで楽しむ特別拝観の予約が始まってます。
精進料理店「阿じろ」の料理や、薄茶の茶席があり、ガイド付きでお庭や方丈内部の拝観ができるそうです。

2017年夏の花見「妙心寺退蔵院 蓮見の会」

最後に

今回初めて、妙心寺の退蔵院に行ってみました。
喧騒から離れて、しばし静かな時を楽しむには、ぴったりの寺院でした。

これからの季節も、さまざまな花が楽しめるようですし、次に京都に行ったときはまた訪れたいと思います。
もちどらも美味しかった(笑)

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