北野天満宮の史跡御土居のもみじ苑に行ってきました。
10月28日から公開でしたが、ちょうど見ごろ。
日曜日で混雑していたけれど、
とてもよい時間となりました。
もみじ苑の紅葉の風景を堪能するためにかかった所要時間、
入場料やお茶席のこともまとめます。
この記事でお伝えしたいこと
北野天満宮史跡御土居のもみじ苑って?
北野天満宮と言えば、菅原道真公を祀る学問の神様、
全国のお天神様の総本社として、毎年多くの人が訪れる神社です。
秋は史跡御土居のもみじ苑が特別公開されます。
史跡御土居とは、豊臣秀吉公が築いた水防のための土塁のこと。
その周りは自生していたものと、
あとから植林されたものとを合わせて
300本ものもみじがあるとか。
夏は青もみじ、秋は紅葉を愛でる人々でにぎわいます。
茶菓券がついていて、豊臣秀吉が催した北野の大茶会ってこんな感じだったのかなー?と。
想像しながら、お茶をいただくのもなかなか楽しいです。
例年の見ごろは11月中旬から下旬。
2017年11月19日日曜日に行ったら、
もみじ苑の入り口に「見ごろ」の札がかかっていました。
今年も例年通りのようです。
まだ一部、青い葉もあったので、
11月末日くらいまでは十分楽しめると思います。
もみじ苑へ…梅交軒の展望台絶景!
北野天満宮にお参りし、次女受験のためのお守りを購入。
そして、合格祈願の絵馬を書き、絵馬掛所にかけた後、
もみじ苑の入り口に向かいました。
入り口は本殿の西側にあります。
小さな受付があるので、入場券を購入。
もみじ苑の入場料は
大人(中学生以上)700円、こども500円です。
1枚ごとに茶菓券がついています。
さか、けん、と読むんですね。
ちゃか、だと思ってました(笑)
入ってすぐ、階段を上ると大きな大きな欅の木がありました。
樹齢600年だそうで「東風」と名前がついてました。
空を見上げると、赤く染まった葉がきれいでしたよ。
さらに歩くと、茶室梅交軒のところに展望台が設けられてました。
朱塗りの橋から向こうを見れば真っ赤な紅葉が広がります。
絶景♪
(ちょっとくもりがちだったので、写真が暗いですが)
もみじ苑の展望所から本殿を望む
順路に従って歩くと展望台がありました。
こちらからは、国宝の北野天満宮本殿が見えます。
本殿の周りの紅葉、その向こうのイチョウ。
赤と黄色に埋まるように立つ本殿。
贅沢な眺めです。しばし見とれる…。
太鼓橋の鶯橋も美しい
ちょっと急な階段を下りていくと、紙屋川が流れています。
そして、朱塗りの太鼓橋、鶯橋が見えてきました。
川の流れと朱塗りの鶯橋、そして紅葉の美しさ。
なんと絵になる光景でしょう~。
ここは絶好のフォトスポットでもあります。
多くの人が写真撮影をしていました。
京都の紅葉を見に行ってきたよ、と友達に見せるのにもぴったりですね。
長女も自分のスマホでたくさん写真を撮ってました。
私の父は1眼レフを持って、なんと、500枚近く撮ったらしいです。
ついつい、シャッターを切りたくなる気持ち、すごくよくわかります。
樹齢400年「三叉の紅葉」
鶯橋を渡った先に、大きな紅葉の木がありました。
「三叉の紅葉」と呼ばれていて、北野天満宮の紅葉の木で最大級とか。
樹齢400年とも言われているんですって。
度重なる紙屋川の氾濫にも耐えて、ここに立っているのだそうです。
ちょっと写真ではよくわからないですけど、
太い根元から、いくつにも分かれて枝が伸びて大きな手を広げるような姿。
見上げるような大きな木で、赤や黄色の葉に囲まれているような感覚になりました。
歴史ありというか。自然って素晴らしいですね。
茶店で茶菓を楽しむ
美しすぎる紅葉に感動したあとは、おなかも満たしましょう♪
ということで茶菓券を持って、茶店に行きました。
入り口で、券とお菓子を引換です。
お茶は自分でポットから注ぎます。
ほうじ茶かな?
ものすごく寒い日だったので、
このお茶がなんともありがたい。
次女が「お茶うまー!」と喜んでました。
お菓子は京都の老舗和菓子店『老松」の「北野大茶湯」。
もっちりとしたどら焼き風の皮の中に、柔らかいこしあんが入っていました。
上品な甘さで美味しかったです。
さらに。この茶店では、お菓子やおうどんも食べられます。
こちらは次女が頼んだ七軒だんご。
みたらしに黄粉をつけていただきます。
もちもちしておいしいです。
黒豆茶はほろ苦で、あまいお団子にピッタリでした。
他に、甘酒も飲んでみたのですけど、
しょうが入りでトロッと甘くて、五臓六腑に染み渡る!という感じ。
ほっこりできましたよ。
北野天満宮のもみじ苑 所要時間と混雑
こんなふうにして、ゆっくりともみじ苑を歩き、
最後にお茶店でゆっくりとお茶とお菓子を堪能してきました。
もみじ苑に入ったのが午前10時20分頃。
出たのが午前11時15分ころ。
所要時間は1時間弱です。
途中で写真を撮るために立ち止まったり、
とにかく、まったく急がずに歩いて、このくらいかかりました。
混雑状況としては、休日の午前中でも、人は多めです。
この日は、見ごろを迎えた最初の日曜日です。
人がひっきりなしにもみじ苑に入ってくるなぁという印象でした。
といっても、御土居のもみじ苑自体が、それなりに広いので
ぎゅうぎゅうになることはありません。
ただし、鶯橋を渡るときは人が絶えず、
写真を撮るのにちょっと待ちました。
そして、私たちがお菓子を食べ終えたころには、
茶店の入り口のお菓子受け取りが行列が出来ていました。
北野天満宮から出るときは、
私たちが到着したときよりも人が増えていました。
七五三の親子も結構いて、混雑しはじめているという感じ。
北野天満宮のもみじ苑をストレスなく回るならば、
午前中の早い時間に行くと良いと思います。
最後に
史跡御土居のもみじ苑。
いたるところに、美しく色づいた紅葉が広がっていて、
ほんとうにきれいでした。
真っ赤な紅葉も、もう少ししたら散って、
今度は散紅葉の赤いじゅうたんが楽しめるんでしょうね。
もみじ苑の公開は10月28日から12月3日まで。
11月11日からは夜間のライトアップも行われています。
11月18日で見ごろとなっていましたが、
まだまだ、楽しめそうです。
夜間のライトアップは日没から20時まで。
来年は夜、行ってみたいな。