北野天満宮 梅苑
京都に行く機会があったので、北野天満宮に行ってきました。菅原道真公を祀る北野天満宮。天神様と言えば、梅です。

境内のいたるところに植えられた梅や梅苑が、3月の中旬、ちょうど見頃を迎えていました。
今回は、嵐山散策の後に北野天満宮へ行くルートで行きました。写真入りでレポートします。
(写真は2017年のものです)

2018年の梅苑公開は?

2018年の梅苑公開は、2月の上旬からです。
公開時間は、9時から16時。

そして、今年は初めての梅苑ライトアップが行われています。

2月23日(金)~3月18日(日)の期間中、
毎週、金、土、日曜にLEDやろうそくで美しい梅を照らします。
この期間だけは、夜は21時まで開かれています。

最終入場時間は20時30分なので、ご注意を。

嵐電で北野天満宮へ


嵐電(京福電鉄)の「嵐山駅」から嵐山本線に乗ります。
途中、帷子ノ辻駅で嵐電北野線に乗り換えて、「北野白梅町」へ向かいます。

嵐電は全線一律で、大人210円、子供110円です。
どこまで行っても、一駅で降りても、この料金なんですよ。

ローカル感たっぷりのワンマン電車で、沿線の駅では改札口もありません。
線路の脇にいきなりホームがあり、2,3段の階段をのぼります。

降りるときに運賃箱にお金を入れるシステム。まるでバスみたいです。
小銭が無くてドキドキしたことも笑

嵐山駅は大きい駅なので、切符売り場があって先に買えます。
もし、何回も嵐電に乗るならば、1日フリー切符の購入がお得。500円で嵐電乗り放題なんです。

北野白梅町駅から北野天満宮へ

北野白梅町駅を降りると目の前に案内マップがあります。
でもこの地図、上が北、下が南、という地図の正しい書き方にのっとってるのですごくヤヤコシイ。
地図を見ると、北野天満宮へ行くには右に曲がる、と思いこんでしまうんです。
実際、右に曲がって行ったご夫婦もいらっしゃったくらい。そっち違いますよー!

この地図は参考にせず、とにかく目の前の大通り(今出川通)をまっすぐ進みます。
京都信用金庫北野支店があるので、信号を渡ってそちらへ向かう、と覚えておくとわかりやすいです。

京とうふ 藤野本店
そのまま今出川通りを行くと次の信号の角に京とうふ藤野本店、というお店があります。
これが見えれば道は間違ってません(^^)

北野天満宮前の鳥居
そのまま道なりに歩き、つぎの信号を左に曲がると北野天満宮前です。
一ノ鳥居が見えてきます。北野白梅町からはだいたい5分くらいで着きます。
鳥居の前には大量のタクシーが止まっています。すごい数でちょっとびっくり。


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立派な楼門をくぐって宝物殿が見える

北野天満宮 楼門
食べ物の屋台が両側にある道を歩くと楼門が見えてきます。
この楼門には、菅原道真公の有名な和歌、「こちふかば 匂ひおこせよ梅の花 あるじなしとて春な忘れそ」が書かれた札がかけられています。

大宰府に流されて、そのまま生涯を終えた菅原道真の家族を思う気持ちが歌われている、切ない悲しい歌ですよね。。

北野天満宮宝物殿
楼門をくぐるとすぐに右手に見えるのが宝物殿です。
宝物殿では、古文書や刀などが展示されています。

ここは公開日が決まっています。

開館日 縁日(毎月25日)、観梅・紅葉シーズン、
1月1日、12月1日、4月10日~5月30日

2018年は宝刀展Ⅹと続『刀剣乱舞-花丸-』特別展が行われています。
2月1日から3月31日まで。9時から16時に入れます。

北野天満宮の御宝刀、有名な髭切(鬼切丸)を展示しているそうです。
一緒に行った次女に聞いたら、「髭切ね。」と言ってそのキャラクターの絵を指さしてくれました。(知ってるんかいw)

刀剣乱舞の影響か、刀を見に行っている若い女性たちがたくさんいたようです。

三光門をくぐると本殿が見えてきます

三光門

日・月・星の彫刻があるから、3つの光で「三光門」と呼ばれているんだそう。でも、実際には星の彫刻がないとか…。天神様の七不思議の一つなんだそうですよ。

国宝 北野天満宮 社殿
社殿にてお参りです。日本最古の権現造。国宝に指定されています。
向かって右側に松、左側に紅梅の大きな木が植えられています。
北野天満宮の紅梅
紅梅は、ちょうど見ごろ。濃いピンク色の梅の花が鮮やかです。なんとなく梅の香りがしてここちいいです。

北野天満宮のご朱印を書いていただきました

北野天満宮 ご朱印
参拝の記念に、ご朱印をいただきました。右側は、その場で書いていただけます。
種類が4種類あり、菅原道真公にちなんだ文言が書かれたものを追加で購入できます。こちらは、あらかじめ書いてあって日付だけ入れるかたち。

今回は和魂漢才を選びました。

鬼切丸ご朱印帳とか鬼切丸限定ご朱印もあったんですよ。
わたしは…。限定以外のご朱印いただきましたけど(^^)。



梅苑公開 3月中旬に見頃

梅苑入り口
さて、いよいよ梅苑へ。入り口で、チケットを購入して入ります。チケット販売所のところに「見頃」の文字。なんかうれしい。ちょうどいい時に来たねと話しました。
中学生以上は大人料金で700円 小学生以下のこども 350円で入れます。梅苑茶屋での茶菓子券付きです。

北野天満宮 橋から梅苑
梅苑に入るとほのかに梅の香りが漂います。ものすごくたくさんの梅の花に迎えられました。
これは、梅苑に入ってすぐにある橋の付近の景色。桃色と白の梅がたくさん咲いていて綺麗です。
白梅 北野天満宮
青空に白梅が映えます。

北野天満宮 梅苑から三光門
梅苑の中から見た三光門。梅が咲き乱れています。(写真ではちょっとわからないですね^^;)

梅苑 枝垂れ梅
枝垂れ梅もきれいです。蝶が飛んできて、一心不乱に蜜を吸っていました。おいしいんだねぇ。

半分ほど見たところで梅苑茶屋へ行くことにしました。毛氈が敷かれたベンチがたくさんあり、意外とにぎわってる。

茶菓子 北野天満宮

茶菓子券と引き換えに茶菓子と小さなアルミのパックが渡されました。何かと思ったら「香梅煎」と書いてあり。梅のお茶の粉ですね。
ベンチに電動ポットが置いてあるので、香梅煎は御湯呑に粉を入れて自分で作るんだって(笑)

北野天満宮 茶菓子
麩を焼き固めたようなおせんべいに、白と赤の砂糖がかけられています。素朴な味です。

食べた後に香梅煎を飲んだら、甘酸っぱい梅の香りが口に広がり、ほっこり落ち着きました。ちょっと寒い時期はうれしいですね。
次女が気に入ったので、お土産に1セット買いました。

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食べ終わったら、また梅苑の散策です。お茶屋から先の方はとにかく見渡す限りの梅の花。
空が桃色と白色にけむるように、たくさん咲いています。本当にきれいです。

北野天満宮 梅苑 アーチ
道の両側から張り出すように咲いていて、梅の花のアーチになってました。ずーっと向こうまで梅の花。贅沢な眺めでした。

梅の木は低くて、手を伸ばせば触れそうなほど近くまで花があります。次女が花をじっくり観察して「あ!梅の花っておしべがいっぱいある!」とか言ってました。
なるほど。

梅の花をこんなにたくさん見たのは生まれて初めて。きれいだね、良い香りだね、と思わず何度もつぶやいてしまうほど、本当に良い眺めでしたよ。

北野天満宮へのアクセス方法

今回は嵐山方面から嵐電に乗って北野天満宮へ行くルートを使いました。
北野白梅町駅からは歩いてすぐなので、とてもアクセスしやすいです。

京都駅から北野天満宮へのアクセスは、以下の2種類。
1)市営バス 101 金閣寺行 または、50 立命館大学前行(B2乗り場)で、「北野天満宮前」下車すぐ
2)JR嵯峨野線 太秦駅下車⇒徒歩で嵐電「撮影所前駅」へ、嵐電北野線にて「北野白梅町」下車 徒歩5分

北野天満宮へ行った後はどうする?

北野天満宮の境内を歩いて北門から出て、左へ曲がると、平野神社がすぐにあります。
平野神社と言えば魁桜が有名ですが、3月上旬ではまだ咲いてないですね^^;

平野神社を出て、さらに北上して30分弱歩くと金閣寺です。
このルートで歩いて行ったことがあるのですが、ちょっと遠いです。

北野白梅町まで歩いて戻ったら、嵐電北野線でお寺や神社を巡るのがおすすめ。
嵐電の北野線の沿線には、等持院、龍安寺、御室仁和寺があるんですよ。

また、嵐山の散策をしたいなら、帷子ノ辻駅で嵐山本線に乗り換えて嵐山方面へ向かえます。
1日フリー切符を買えば、何回乗り降りしても1日500円なので、お得です(^^)

まとめ

北野天満宮の境内や梅苑の梅の見ごろは3月中旬です。
ここへきて梅を愛でるならばこの時期に。

今回は日曜日でしたが、ひどい混雑もなくゆっくりと見れました。
また来年。来れたらいいなぁ。

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