かこさとし 絵本 
絵本作家のかこさとしさんが亡くなられたというニュースが流れました。
92歳とのこと。

そのニュースに触れて、懐かしさと寂しさが一気に押し寄せてきました。
私も長女も次女も、かこさとし作品をたくさん読んだなぁ~と。

追悼の気持ちを込めて、
大好きだったかこさとしさんの絵本を紹介します。

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かこさとしさんといえば「だるまちゃんシリーズ」

だるまちゃんとてんぐちゃん
かこさとしさんの絵本は、昔ながらの手書きの風合いのある素朴な絵柄が特徴です。
語り口がやさしく、ユーモアのあるお話が多くて、とても好きでした。

管理人自身の子供のころの思い出の絵本は、なんといっても
だるまちゃんシリーズです。

だるまちゃんとてんぐちゃんは、こどものとものペーパーバックで読んだ覚えがあります。

お友達のてんぐちゃんが持っているものがうらやましくて仕方がないだるまちゃん。
お父さんのだるまどんに、てんぐちゃんの持ってる〇〇がほしいよ、とねだるのです。

でも、だるまどんからはいつもとんちんかんな答えが返ってきます。

最後にはてんぐの鼻(はな)を、花と勘違いして、赤い花をたくさん集めてくれる。
大真面目でドヤ顔なだるまどんに思わず吹き出してしまいます。

だるまちゃんに「ちがうよちがうよ まるでちがうよ」と泣きそうな顔で起こられて、

ごめんごめん おおまちがいのとんちんかん、と反省して、
おもちをついて、てんぐの鼻をつくってあげるのです。

だるまどんは子供のために、一生懸命、希望のものを探してあげようと大真面目なお父さんなんですよね。
ユーモラスだけど、にくめない。優しさのあふれる家族が描かれていてあったかい気持ちになります。

ほかにも、「だるまちゃんとかみなりちゃん」、「だるまちゃんとうさぎちゃん」、
「だるまちゃんとてんじんちゃん」というふうに11作のだるまちゃんシリーズがあります。

だるまちゃんシリーズで、私が一番好きだったのは、「だるまちゃんとかみなりちゃん」です。

かみなりちゃんの国で、みんなでかみなり型のプールで遊んでるシーンが特に好きで好きで。

そのページを開いては、じーっと眺め、その中で自分が泳いでいる様を想像していたものです。

とこちゃんはどこ ~さがすのが楽しい♪

とこちゃんはどこ
こどもとの読み聞かせタイムに、ちょっとしたゲーム感覚でよく読んでいたのが、
とこちゃんはどこ」です。

おばあちゃんに買ってもらった赤い帽子がお気に入りのとこちゃん。
元気いっぱいの男の子ですが、ちょっと目を離すと、すぐにどこかに行っちゃう癖があり…。

商店街、海水浴場、お祭り、デパートの人ごみに紛れていなくなってしまうのです。
読者の私たちは、赤い帽子で青い短パンのとこちゃんを、探します。

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娘たちと「あ!いたいた!」って、指さすのがなんとも楽しかった。
かこさとし とこちゃんはどこ

かこさとしさんの絵本は、見開きの中に、たくさんの細かなものを書きいれる絵が結構多くて。

とこちゃんはどこ、は、その最たるものだったと思います。
それぞれの部分にそれぞれの物語が想像出来たりして、とにかく楽しいんですよ。

いや。
とこちゃんが、どこかに行くのがわかってるなら、
目を離しちゃだめでしょ!というツッコみはこの際なしで(笑)

たっくんひろちゃんのちょうちょうとっきゅう

電車が好きな甥が好きだった本が、「たっくん ひろちゃんの ちょうちょう とっきゅう」です。

たっくん、ひろちゃんのかわいいきょうだいと、おもちゃのぬいぐるみたちが、
キッチンやおふろばの小物でできた、ことことじゃぶじゃぶごうという電車にのって旅をするお話。

がたごとがたごとと、のんびりとした旅。

トンネルに入って真っ黒になったり、
最後には、空まで飛んじゃう。

ワクワクして読んであげたのを思い出します。
たっくんもひろちゃんも、こどもらしくて愛らしくて。

かこさんならではだなーと思うのです。

からすのパンやさん 娘たちいちおし

からすのパンやさんn

娘たちが、大好きで、何度も何度も読んだのが、「からすのパンやさん」です。
本が黄ばんで、表紙が曲がってるくらい、まあ、何回も読みました(^^)

いずみがもりのからすのパンやさんの家に
4わのあかちゃんが生まれます。

オモチちゃん、レモンちゃん、リンゴちゃん、チョコちゃん。
あかちゃんのお世話にてんやわんやのからすのおとうさんとおかあさん。

忙しすぎて、パン屋の経営もままならず。
しだいにお客さんは減り、びんぼうに…。

でも、そんなことは関係なしに元気に育った4わちゃんたち。
できそこないのこげつきパンや、はんやきパンをおやつに食べていたら、
それが、なぜか評判を呼び…。

パン屋さんは大繁盛するのです。

たくさんのいろんなパンを焼くページでは、
どのパンがおいしそうか、一個一個見ては、にこにこしていた娘の顔が今でも思い浮かびます。

とにかく、パンがおいしそうで、
読むと食べたくなるのです。

この本は愛らしい4わのあかちゃんたちの、マイペースぶりもかわいいですが、

いずみがもりのおまわりさんやら、よくばりサイチどんやら、
消防車やらテレビやら新聞屋やら、、まあ、たくさんの登場人物(からす)が出てくるところも面白くって。

何回読んでも飽きない、大好きな絵本です。

ちなみに、からすの~シリーズは他にも、
「からすのおかしやさん」「からすのそばやさん」
「からすのやおやさん」「からすのてんぷらやさん」があります。

からすのパンやさんは、1973年が初版なんだそうです。
なんと、私と同じくらいの年齢の本だったとは…。

最後に

自宅の本棚に残っているのは4冊でしたが、
かこさとしさんの絵本は図書館でシリーズで借りたりして、本当にいろいろよく読みました。

タッチが素朴で、昔なつかしい。
それでいて、こどものこころをキュッとつかむ、そんな絵本たち。

2018年の今、娘たちはすっかり大きくなりました。

かこさんは、90歳になっても書きたいことがいっぱいノートに書いてある、とおっしゃってました。

だるまちゃんシリーズの最新刊は2018年1月に刊行されたとのこと。
娘たちが大きくなって、しばらく離れていましたが、
いま、ひさしぶりに本をひっぱり出してきて、懐かしさで胸がいっぱいに。

私が読んでいた、読み聞かせていた作品は古いものが多いので、
新しい作品をぜひ読んでみたいです。

たくさんのかこさんの作品に絵本に触れて楽しかったです。
ご冥福をお祈りします。