京都にはたくさんの紅葉の名所があります。
その中でも日没後に始まるライトアップは、本当にきれいです。
ライトアップだけでなくプロジェクションマッピングも同時に楽しめるお寺も…。
京都の紅葉の中でもライトアップで有名なお寺や神社を集めました。
高台寺
秋の紅葉のライトアップで外せないのは高台寺です。
高台寺は、秀吉の菩提を弔うために正室ねね(高台院)が建てたお寺。
境内の至る所に建立した当時のままの景色が広がります。
臥龍池に映る紅葉はとても美しく、癒されます。
秋の夜間特別拝観では、紅葉のライトアップとともにプロジェクションマッピングも行われ、
幻想的な光に包まれるんです。
高台寺:京都市東山区下河原町526番地
秋の特別拝観 2018年10月19日(金)~12月9日(日)
午前9時~午後10時
ライトアップは日没後から
受付終了時間は午後9時30分。
プロジェクションマッピング【輪廻】はライトアップ時間内に行われます。
アクセス:
電車の場合は、京都駅からJR奈良線で東福寺駅、京阪本線に乗り換え、祇園四条駅下車徒歩10分。
バスの場合は、京都駅前から市営バス206系統 東山安井下車徒歩5分。
ただし、この時期はバスは非常に混むので、
電車で向かった方が良い場合もあります。
圓徳院
圓徳院は、秀吉の正室ねねが高台院として、19年間住んでいたところです。
高台院の没後、高台寺の塔頭寺院となりました。
伏見城の化粧御殿の前庭を移した北庭は、もみじの名所。
ライトアップすると、枯山水の石庭に、真っ赤な紅葉が映えます。
方丈の障壁画、長谷川等伯作「冬の絵」など、みどころもいろいろ。
お庭だけでなく、建物内もぜひ訪れたいです。
圓徳院:京都市東山区高台寺下河原町530
秋の特別拝観
平成30年10月19日(金)~12月9日(日)
拝観時間は、午前10時から午後10時。
ライトアップは日没後から始まり、午後10時に終了です。
受付時間の最終は午後9時半なのでお間違いなく。
アクセスは、高台寺と同じく電車ならば最寄駅は祇園四条駅。
高台寺から徒歩5分です。
清水寺
1年中多くの人でにぎわう清水寺ですが、秋の紅葉の美しさは格別。
夜のライトアップでは、清水の舞台から臨めば、真っ赤に染まる山が明かりのなかに浮かび上がります。
また、音羽の滝の周辺や、子安塔からの眺めも素晴らしいです。
また、期間限定で公開される、成就院庭園も見逃せません。
2018年11月17日~12月2日の期間、夜は18:00~20:30です。
清水寺:京都市東山区清水1丁目294
秋の特別拝観
2018年11月17日(土)から12月2日(日)
17時30分から21時まで。
昼の拝観時間が終わると始まります。
(夜間の拝観料は別となります)
アクセス:電車の最寄駅は祇園四条駅。徒歩10分。
京都駅からのバスは、市バス206系統、100系統で五条坂下車。
坂道を登って行きます。
青蓮院門跡(しょうれんいんもんぜき)
青蓮院門跡は三千院、妙法院と並び天台宗の門跡寺院です。
皇族が代々の住職を務めたことなど、天皇家ともゆかりが深いとか。
江戸時代、天明の大火で御所が燃えてしまった時に、後桜町上皇が避難された仮御所としても有名で、
粟田御所との名でも親しまれています。
門前には天然記念物の大楠がそびえたち、
自然あふれる寺院です。
霧島の庭、相阿弥の庭を1000個もの照明で照らします。
紅葉と苔庭、光とのコラボレーションがとてもきれいですよ。
青蓮院門跡:京都市東山区粟田口三条坊町69−1
夜間ライトアップ
2018年10月26日(金)~12月2日(日)
18時~22時(受付は21時30分まで)
昼と夜は入れ替え制です。
アクセス:バスの場合は、京都駅から5・46・100系統に乗り「神宮道」下車。徒歩3分。
電車で向かう場合は、京都駅から市営烏丸線で「烏丸御池駅」へ。
地下鉄東西線に乗り換えて「東山」で降ります。徒歩5分です。
北野天満宮
天神さんとして親しまれている北野天満宮。
秋には「もみじ苑」が特別公開されます。
苑内は300本もの紅葉があり、赤や黄色に染まります。
樹齢350年を超える木もあるのだとか。
夜間のライトアップも毎日行われます。
北野天満宮:京都市上京区馬喰町
もみじ苑ライトアップ
11月中旬~12月上旬
もみじ苑は9時から公開されています。
ライトアップが始まるのは日没から20時です。
アクセス:京都市営バス205系統 北野白梅町駅下車、徒歩5分。
永観堂禅林寺
紅葉の名所として名高い永観堂。
秋の寺宝展の開催に合わせて夜のライトアップを行っています。
阿弥陀堂、画仙堂、庭園が、照明に照らされて夜空に浮かびます。
赤や黄色の紅葉が池に映り、言葉にできないほどの美しさ。
土日祝には、雅楽の演奏も。
ライトアップされた紅葉を見ながら、雅な日本の音楽を楽しむ。
とてもよい時間を過ごせます。
2018年は10月22日ごろ、色づき始めました!
永観堂禅林寺:京都市左京区永観堂町48
2018年11月3日(土・祝)~ 12月2日(日)
秋の寺宝展と、ライトアップは続けて入ることはできません。
午後5時に閉門となり、再びライトアップに一度入りなおします。(昼夜入れ替え)
アクセス:京都駅から 市営バス5系統に乗り「南禅寺永観堂道」下車。徒歩3分。
電車なら、地下鉄烏丸線で「烏丸御池」駅で、地下鉄東西線に乗り換え「蹴上」駅下車。徒歩15分です。
天授庵
南禅寺の塔頭寺院である、天寿庵。
枯山水の方丈東庭は、苔の中にひし形の石の模様が配されていて、
新しさを感じるお庭です。白砂に紅葉が映えます。
書院南庭の大小の池に映る真っ赤な紅葉、竹林とのコントラストも素敵です。
夜のライトアップでは、昼間は入れなかったところへと足を運べます。
光に照らされた紅葉を、本堂の中から見ることができ、昼間とは違った趣で。
※ライトアップの写真が無いため、こちらは昼間の写真です。
天授庵:京都市左京区南禅寺福地町
2018年11月15日(木)~11月30日(金)
17時半~21時。昼夜入れ替え制です。
昼とは違ったルートで紅葉を楽しめます。
アクセス:京都駅から市営バス5系統「南禅寺・永観堂道」下車徒歩5分。
または、地下鉄烏丸線で「烏丸御池」乗換、地下鉄東西線「蹴上」駅下車。徒歩10分・
宝厳院
天龍寺の塔頭寺院の宝厳院。
秋の特別公開で、獅子吼の庭の美しいもみじが見られます。
夜のライトアップでは、昼の色鮮やかな紅葉の風景とは一変、
静かで艶のある景色になるのです。
本堂の襖絵「風河燦燦三三自在」も是非。
現代の画家「田村能里子」画伯が描いた仏の世界が堪能できます。
宝厳院:京都市 右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町36
夜の特別拝観
2018年11月9月(金)~12月2日(日)
17時30分~20時30分(閉門)
アクセス:JR嵯峨野線「嵯峨嵐山」駅徒歩15分。
嵐電「嵐山駅」徒歩5分。
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大覚寺
嵯峨天皇の離宮として建てられたのがはじまり。
1200年もの長い歴史を持つ、由緒正しいお寺です。
日本で初めてつくられた人工の池、大沢池の周りには、
多くのカエデが植えられています。
夜間特別拝観は「真紅の水鏡」と名付けられ、大沢池のまわりを照らします。
池の水面に映る紅葉がとても美しいです。まさに、真紅の水鏡。
光に照らさらた紅葉ロードもロマンチックで素敵です。
大覚寺:京都市右京区嵯峨大沢町4
夜間特別拝観
2018年11月9日(金)~12月2日(日)
9時から16時30分の昼間の拝観では、諸堂を見ることができます。
夜間特別拝観の時間帯は、立ち入りが出来ません。
昼と夜で入れ替えとなるため、要注意。
最後に:京都の紅葉ライトアップ鑑賞ルート
京都の紅葉の名所、ライトアップが行われる寺院や神社をご紹介しました。
1か所じっくりと訪れるのも良いですが、
いくつかのライトアップを回りたいならば、以下の様にまとめてみてはいかが?
1)東山エリア1 清水寺⇒高台寺⇒圓徳院
徒歩圏内です。清水寺から二年坂を降りて行きます。
ただし、超人気エリアなので時間はかかりますよ^^;
2)東山エリア2 高台寺⇒圓徳院⇒青蓮院門跡
比較的、穏やかに回れるルートです。
3)嵯峨嵐山エリア 宝厳院⇒大覚寺
タクシー利用がおすすめです。
4)左京区エリア 天寿庵⇒永観堂
徒歩7,8分で回れます。