世界遺産金閣寺エリアを出発して、嵐山方面へ行くルートには多くの寺院があり、見どころがたっぷりです。
市バスや嵐電を乗り継いでまわるのがとても楽しいです。
金閣寺付近をスタートして1日かけて嵐山へ観光するためのアクセス方法や見どころを綴ります。
寺院ごとの拝観料もまとめるので旅の計画に役立ててくださいね。
この記事でお伝えしたいこと
京都駅から金閣寺へ バス&電車利用のアクセス方法
まずは、ルートの出発点の金閣寺へ行きます。
京都駅からのアクセスは、バスを使う方法、電車+バスを使う方法の2種類です。
京都駅からバスを使えば40分ほどで乗り換えなし。
ですが、混雑時は座れないとかなりつらいです。
渋滞があると時間も余計にかかります。
京都駅に着いたときに、京都駅前のバス停の混雑がひどい、なかなか乗れないという時は電車がおすすめ。
一度はバスに乗りますが、京都駅前から乗るよりは時間も短いですから多少楽です。
〇バスでのアクセス
京都駅前B3乗り場
京都市営バス205系統西大路通 金閣寺・北大路バスターミナル行
or
B2乗り場 急行 101 金閣寺行
「金閣寺道」下車 徒歩3分
〇電車でのアクセス
地下鉄 京都市営烏丸線 国際会館行 「北大路」駅下車
北大路バスターミナルより市バスに乗り換え
京都市営バス205系統 西大路通 金閣寺・西大路四条行
「金閣寺道」下車 徒歩3分
金閣寺から嵐山までのルート上にある見どころ
金閣寺から嵐山までの観光は主に嵐電を利用します。
嵐電沿線には世界遺産や重要文化財になっている寺院がたくさんあり、見どころたっぷり。
ルート上にある神社、寺院をまとめました。
この中で、行きたい場所をピックアップして決めて行きます。
金閣寺(鹿苑寺)世界遺産の寺院にて 抹茶とお菓子も楽しむ
金閣寺は相国寺の塔頭寺院であり、正しくは鹿苑寺です。
金箔が張られた金色(こんじき)の舎利殿、金閣で名高いために「金閣寺」と呼ばれています。
参拝受付をして敷地内に入ると、すぐに大きな池に浮かぶ舎利殿「金閣」が見えます。
すべてが金色ですから、いいお天気の日は、キラキラまばゆいです。
池の前から写真を撮れるので、いきなり一番の混雑地帯に突入するかんじ…。
ココを過ぎると比較的人が分散するのでゆっくり見舞われます。
舎利殿だけでなく、竜門滝や夕佳亭(せっかてい)など見どころがいろいろ。
庭園も美しいです。
最後に「金閣寺不動釜茶所」にてお茶をいただくのがおすすめ。
500円で、お抹茶と金閣寺限定のお茶菓子つきです。
夏は冷茶、冬は暖かいお抹茶になります。
〇金閣寺
京都府京都市北区金閣寺町1
9:00〜17:00
高校生以上 400円
小・中学生 300円
お茶席は500円(お抹茶・お菓子)
北野天満宮 初春は梅 秋はもみじ
金閣寺から市バスに乗って「北野白梅町」へ。
ここから徒歩10分ほどで北野天満宮にたどり着きます。
天神様として親しまれている菅原道真公を祀った神社の総本社。
学問の神様としても有名で多くの受験生が訪れます。
2月の梅苑公開、10月下旬からのもみじ苑公開は見逃せません。
〇北野天満宮
4月~9月 5:00~18:00
10月~3月 5:30~17:30
もみじ苑、梅苑は期間限定
大人700円 こども350円 茶菓子券がついています。
龍安寺 文化遺産の石庭で心静かに
文化遺産の石庭で有名な龍安寺。
門をくぐると砂利道の両側にはもみじの木々が広がります。
真夏に行くとスッと温度が下がるような感じがするほど。
もみじなどの木々のアーチが日差しを遮ってくれてとても居心地の良い空間です。
石庭は座って眺めることが出来るので、その謎に思いをはせつつじっくりと。
庭園も見事。夏は青もみじ、秋は紅葉がすばらしいです。
〇龍安寺
京都市右京区龍安寺御陵下町13
3月~11月 8:00~17:00
12月~2月 8:00~16:30
高校生以上 500円 小・中学生 300円
仁和寺 通りに面した仁王門が圧巻
世界遺産仁和寺は、きぬかけの道に沿って歩くといきなり見える仁王門の大きさに圧倒されます。
広い参道を歩いて行くと、桃色の中門があり、その奥に本殿が見えます。
春は遅咲きで有名な御室桜が美しいです。
五重の塔の周りにも多くの桜が植えられていて、楽しめます。
〇仁和寺
京都府京都市右京区御室大内33
3月~11月 8:00~17:00
12月~2月 8:00~16:30
お参りするだけならば、無料
御殿 高校生以上500円 小中学生300円
ほか、期間限定公開のエリアごとに拝観料が追加されます。
妙心寺 46カ院の塔頭寺院
嵐電妙心寺駅から徒歩3分のところに北門があります。
門をくぐるとその広大な敷地にしばし呆然^^;
どこから回ればいいのかしら…と悩んでしまうほどにたくさんの塔頭寺院が立ち並んでいます。
暮らしに使う道路がとおっているので、寺院を眺めながら散策するのも良いですよ。
大迫力の雲龍図を見るならば、法堂を目指しましょう。
法堂、明智風呂をガイド付きで見学できます。
塔頭寺院では、通年公開の退蔵院の庭園がおすすめです。
また、期間限定ですが大法院の庭園も緑色の苔やもみじが素晴らしいです。
〇妙心寺
京都府京都市右京区花園妙心寺町64
11月~2月 9:10~15:40
3月~10月 13:00~16:40
法堂・明智風呂
大人500円 中学生300円 小学生100円
等持院 足利家の菩提寺
夢窓国師が作った庭として三大名園の1つとして有名な庭園を持つ、等持院。
東西に分かれた庭には、それぞれに心字池、芙蓉池という池を持ちます。
西庭では、5月6月にかけてツツジがきれいです。
美しい庭に下り立って近くから眺めることができます。
〇等持院
京都市北区等持院北町63
9:00~17:00
高校生以上 500円
小・中学生 300円
車折神社 芸能パワースポット
車折神社は、こじんまりとした細長い形をした神社です。
本殿は、金運・恋愛運の神様です。
清めの社は、悪運や厄災を浄化してくれるパワースポットとして有名です。
ここでは、神主さんがおはらいをした石の入った「祈念神石」というお守りがあり、願いをかなえるパワーストーンとしてテレビや雑誌でも取り上げられています。
また、境内にある芸能神社は芸能芸術活動での開運を願う場。
多くの芸能人の名前を記した玉垣が並びます。
〇車折神社・芸能神社
京都府京都市右京区嵯峨朝日町23
天龍寺 曹源池庭園が美しい
嵐電の終点嵐山駅の目の前にある天龍寺は、世界遺産にも登録されている由緒正しい禅宗寺院です。
日本で最初に史跡・特別名勝として認定された曹源池庭園が有名。
700年も前に夢窓国師が作庭した、その時の面影をそのまま残している貴重な庭園なのだとか。
方丈から曹源池の方を眺めると嵐山も一緒に楽しめてしまいます。
あの嵐山を、庭園の背景に取りいれてしまうとはなんと贅沢な。
11月から12月にかけて、早朝参拝も実施。
朝7時30分から曹源池庭園に入れます。
紅葉シーズンで、昼間は大混雑するので、朝早く出かけるのもよいでしょう。
大方丈・書院・多宝殿も見どころ一杯です。
また、法堂の雲龍図は土日祝日のみ特別公開されています。
天井を見上げて歩くと、どこからでも龍と目があうのです。
悪いことはできません。
〇天龍寺
京都府京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町68
8:30 ~ 17:30
曹源池庭園・百花苑 参拝料
高校生以上 500円
小・中学生 300円
未就学児 無料
大方丈・書院・多宝殿 参拝料
庭園参拝料に300円追加
法堂「雲龍図」特別公開
一人500円
(土日祝 春秋の特別公開)
渡月橋 嵐山公園
最後は渡月橋からの嵐山公園です。
桂川にかかる渡月橋と嵐山の景色は、ガイドブックでもおなじみ。
春は桜、夏は青葉、秋は紅葉、冬は雪化粧と、四季折々の顔をみせてくれる嵐山。
公園にわたって川を眺めても良いですし、山の方や保津川下りの船を見ても良いですよ。
旅の最後、ほっこりするのにもぴったりです。
金閣寺から嵐山 観光ルート
金閣寺から嵐山エリアには寺院がたくさんあります。
全部回るのには、1日では厳しいです。
特に、妙心寺は甲子園球場8個分の広い敷地の中に46もの塔頭寺院を持つので、
どこを回るか決めておかないと時間切れになってしまいます。
絶対に行きたい!というポイントをあらかじめ決めて、どこに重きを置くのかを考えておくとよいです。
例えば、1つのお寺の滞在時間は短くして、御朱印あつめを目的にするのか?
美しい庭園をピックアップして、じっくりまわるのか?
という具合に。
いくつかおすすめコースをご紹介します(^^)
どのコースも最初は金閣寺です。
1.お庭を愛でるコース
金閣寺の庭園から始まり、龍安寺の石庭と庭園、夢窓国師作庭の等持院・天龍寺の庭園をめぐります。
それぞれ1時間くらいずつじっくり散策するのがおすすめ。
〇金閣寺
↓市バスor 徒歩(15分くらい)
〇龍安寺
↓徒歩10分
〇等持院
↓嵐電「等持院」駅から「妙心寺」下車
〇妙心寺 退蔵院
↓嵐電「妙心寺」駅から
↓ 帷子ノ辻で嵐山線乗換⇒「嵐山」下車
〇天龍寺
2.御朱印を集めるコース
このコースは、とにかく効率よくまわる!というコースです。
嵐電に3回以上乗るため、1日フリーパス券があるとお得。
北野白梅町駅の窓口で買えます。
〇金閣寺
↓市バスで「北野白梅町」
↓徒歩10分
※北野天満宮
↓嵐電「北野白梅町」駅
・ここで1日フリー切符を購入(500円)
↓嵐電「等持院」下車 徒歩7分
〇等持院
↓徒歩10分
〇龍安寺
↓徒歩15分
〇仁和寺
↓嵐電「御室仁和寺」駅から
↓「帷子ノ辻」で乗り換え
↓「車折神社」下車 すぐ
〇車折神社
↓「車折神社」から「鹿王院」下車
※鹿王院
↓「鹿王院」から「嵐山」下車すぐ
〇天龍寺
時間がない時は、※をやめる
3.学業・願いを叶えるコース
天神様をまつる北野天満宮、芸能の神車折神社を回るルート。
しっかりとお参りをして、お守りを買ってくると良いです。
車折神社は、嵐山・嵯峨野エリアのパワースポット。
パワーストーンお守りも販売しています。
芸能神社で、芸能人の名前を探すのもなかなか楽しいです。
〇金閣寺
↓市バスで「北野白梅町」
↓徒歩10分
〇北野天満宮
↓嵐電「北野白梅町」駅
↓「帷子ノ辻」乗換
↓「車折神社」下車
〇車折神社
↓「車折神社」から
↓「嵐山」
〇天龍寺
管理人の個人的なお勧めは、龍安寺と、妙心寺の退蔵院です。
お庭をじっくりと眺められますし、夏場はなんだかひんやりして心地いいのです。